スーパーの食品で学ぶ食品学【食べ物のことについて毎日考えてみた】
皆さんはスーパーに食材を買いに行った時に何を1番意識して見ていますか?
やはり価格?内容量?賞味期限?
色々あると思います。
僕は、まず品名札や値札をよく眺めるんです。同じ柑橘でも産地が違って値段が違っていたり、あぁこの時期のみかんは熊本産なのねとか、輸入の柑橘類はバラ売りで売られていても使用した防かび剤の物質名が値札のところにしっかりと分かりやすく書かれているなぁとかよく行くスーパーの入り口の柑橘類コーナーだけでそんなふうに見ているので、妻に置いてかれることいつもなんです。
加工食品のコーナーでは、パッケージをみるのが大好きです。
先日は「から揚げ粉」コーナーに釘付け。日清のから揚げ粉には同じシリーズでパッケージの色が違うものが2種類ありました。
オレンジ色のパッケージは「お肉がソフトになるタイプ」と書かれています。どうやらオレンジ色のパッケージのから揚げ粉を使ってから揚げを作ると、お肉がソフトになるようです。しかしお肉がソフトになる理由がパッケージの表面には書かれていません。
これは気になります。こんなとき、裏面に書いてあるかもしれないと思って、商品を手にとっていきなり確認してはいけません。
まずは自分で想像してみるんです。お肉を柔らかくする方法には色々あるな、と。それらの中でどの方法で柔らかくしているんだろう、と。ただし、これは粉末の商品だから柔らかくする方法をこの商品で実現するには限られてくるな、と。
お肉を柔らかくする方法どんなものが思いつきますか?
先日このようなnoteを書きました。
この記事の中で肉を柔らかくする方法として、
・ひき肉にする
・筋繊維に直角に切る
・煮込む
・マリネする
・キウイなどの果物と一緒に漬ける
などの方法を紹介しました。これらの中で粉末の商品に混ぜることで肉を柔らかにすることが可能な方法はどれかと考えます。
やはり果物か?いや待てよ。肉料理と合うプロテアーゼ活性の高い食品があるな
そう、しょうがだな、と。
こんなことをパッケージを見ながら考えているもんですから、妻最後の棚から戻ってきて2周目の周回に入って商品見てます。
ただ、僕としては目の前のから揚げ粉の肉やわらか理由を知りたくてしょうがありません。
ここでついに商品を手に取り、見比べます。
さぁみなさん。答えは見つかりましたか?右側オレンジ色んおパッケージの原材料名の中に答えがあります。
そう!予想通り「しょうが粉末」が入っていました〜!
商品を購入した後でメーカーのHPを確認すると、お肉を柔らかくするために「しょうが粉末」と「発酵調味料粉末」を使っていると書かれていました。
ちなみにさっきから出ているこの商品の写真は、2種類のから揚げ粉を購入してきて、家のテーブルで撮影したものです。妻あきれてる。これから唐揚げたくさん作る日が待っている!
こんな風に、スーパーの食品を眺めるのが好きで、その表示からいろいろな想像をしたり、授業で話すネタを探したり、アレルギー表示の特定原材料に準ずるもののアーモンドの枠増えてるかなぁとか、やっぱりソーセージの棚にはウインナーが多くて、フランクフルトは少ないなぁとか見ながら考えながら歩いているので、長居しちゃうんですよね〜
でもいろんな種類の食品が並ぶスーパーっていろんな学びができる場だと思うんです。みなさんもスーパーや食品売り場に行く機会あれば、価格だけでなく、その表示などを見て色々考えてみてはいかがでしょう?
スーパーでなぜ?を感じたら、家に帰って調べることで食品に対する理解が深まり、また次回のスーパーに行く楽しみも見つかるはずです。
スーパの食品で学ぶ食品学。皆さんも実践してみてくださいね〜