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多種多様の先にあるもの

花、ハーブ、月桂樹、野菜 etc、 

これと決めずに土に根を下ろす様々な植物・作物の菜園が、実は宝物のような場所
で、 
 
お隣の私の菜園にとって、見えない恩恵をたくさんいただいた、というお話。

お隣の「アルストロメリア」

◆答えを畑で知りました


 「多種多様性があると、実際のところ何がいいの?」と聞かれると答えに窮する人もいるのではないかと思います。

 
私はその答えを畑で知ることができました。
 
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今は宅地となってしまったその場所に、畑を借りていた過去3年間。

自宅から徒歩1分ちょっと、富士山麓の畑の終了と同時に 
 
次の野菜作りの場を自宅近くに探していた時に出会った、庭のような近さの小さい畑。


田んぼから畑に転換したその場所は、すでにベテラン組が何人も勤しんでいる市民農園みたいな場所で 
(市民農園ではないけど)、

たまたま空きのある一角を借りることができたのでした。

◆楽園のような菜園は気持ちも居心地もいい


カモミール、これもお隣^^

  
10坪にも満たないけれど、近さは理想。 
 
何より、お隣の区画の様子がなんとも優しい空気感と波動で、作業中は居心地がいい。

お隣さんは、花・月桂樹の木・ハーブ・時々野菜、それから雑草わっさわっさと植生していて、 
 
見て食べて愛でて使っての4拍子揃った、

なんとも楽しい土いじりができる楽園のような菜園。


主もおおらかで楽し気なご夫婦で、行き会うのもまた楽しみの一つの場所でもありました。

一面多種にわたる花とハーブ、植物作物の高低差、根を張る月桂樹。


振り返ると、 
 
畑を巡る風の具合、昆虫たちの集い具合、コンパニオンプランツ、土の水分保持力 etc

素人菜園だからこその、絶妙かつベスト、自然の野原のような環境が出来上がっていたのだと思います。


下に注目!水分が保たれている

 
一方、私は雑草と野菜のみ。。。。 

真夏も朝露を活用し、夕暮れ時の水やりも、実のところ気温36~37度を超すような猛暑日以外は、

ほとんどせずになんとかなっていて、それでもたくさんの収穫。

◆お助けマンが必ずいてくれたんだ


お助けマン ふふ


わずか10坪にも満たない小さな畑でも、それほど手をかけずとも、病気も出ずにスクスク育ってくれたので、


そう、あの時は、自然の力と自分の工夫だけでなんとか乗り切っていた、と思っていたのですが、 
 
これが大きな間違いだと後ほど判明するわけです…😅

富士山麓の畑の時も、広さは広大でしたが栽培中に野菜たちが病気にかかるなどという経験は皆無でしたから、

今まで単にラッキーだったということかもしれません。 
  
ところが、、、
 

◆衝撃の発病


新しい畑。左側は耕作してない元田んぼ

 
宅地転換のため、やむなく立ち退き、新畑へ。

幸いにも次の畑が見つかり知識も何もアップデートしないまま、再び昨年春から新しい場所で夏野菜作りを開始。

 
広さは2倍、広い畑の奥なので気をちらすことなく作業ができるありがたさはありますが、 
 
畑の四方は以前とは様子が全く違う。


西面はかつて田んぼで今は雑草対策で常に耕され続けている土むき出しの更地。 
 
北面と東面はベテランさんの畑、雑草一本ない、整然とした野菜畑。 
 

南面はたまに季節の野菜たちが鎮座していますが、ほとんど土むき出しの耕された状態。

   
「植生の豊かさ」を「多種多様」と一言で表現していいのか迷うところですが、 
 
「多種多様」とはちょっと様子が違う。


それでもベテランさんたちの野菜たちはたくさん実をつけているので、手入れも上手なのでしょう。

 
一方、私、雑草が目立っちゃうなぁ~と思いながら、苗を植え始め、 
 
根付いた頃、、、やってきたのは 
 
「キュウリ」の発病。 
続いて「なす」「ねぎ」
!!!

がーん!!一時パニック!


ええー!?目を疑いました。

初めて対峙する野菜の病気。web検索で病名を特定し、広がらないように対策に奔走。 
 
枯れることはなく、収穫もできて頑張ってはくれましたが、 
 
日々弱っていく姿に、ごめんねーの連発。

可哀そうだったよなぁ。 

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調べるところによれば、土の中にそもそもウィルスがいる、ということも多いので、 
 
土の対策が必要と教えてくれるwebサイトも多数ありまして、 

これはどうしたものなのか、、、と頭を抱え、色々試みながら今年の冬を越しました。

前は真夏の水やりも限定、水が苦手な作物も豊作、なんだかハチャメチャなようでいて、

たいして手間をかけることなくしっかり収穫量があったとなれば、

違いはなんだ!? 

◆結論 多種多様性のある環境は全てが「自然で健やかな」



植生の豊かさが、野菜や植物たちの病気を阻み健やかな健康を保ちやすい環境を作る。

健やか。いつみても癒されますね~

 
なんせ限定的な水やりで済んでいた、というのが何よりの証拠。
  
保水力があったのはひとえにお隣の木とワサワサ楽し気に植わった多種多様な植物のお陰。
 
昆虫類の来訪も多かったので、益虫もたくさんいたものと思います。

水、空気、昆虫、自然界の全ての要素が有機的に結びついて、バランスのよい助け合える環境が作られていた

と考察したいところです。   

人間もふくめて全てに言えることなんでしょうね。
 
2月も半ば、そろそろ今年の畑、計画しないとね。どうなるかな~。

私もこんな環境を作りたいな~。 

またご報告できたらと嬉しいです。 

長文お読みいただきありがとうございました。

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