明石市の支援。介助員と通級制度(その1)
今回は、我が家の支援の始まりと言ってもいい、幼稚園年少組(当時3歳)でのきっかけの話です。
次回、市の制度について書いていきます。
1.支援の入口
わが家の支援の始まりは、
年少の冬。
いや、ずっと前から色々あったけど、大きなターニングポイントはここ。
懇談のときに先生から1枚の案内を貰ったときでした。
懇談では、クラスから外に出てしまうことがある、
トイレに行くように言うと戻ってこない。
何をしてるか見に行くとトイレで手洗いをしている子を見送っている。
何度か声をかけないと終わらないので、頻回の声かけが必要。
オウム返しがあり、ことばが理解できないようだ。
このような内容でした。
確かに、落ち着きのない幼稚園生活を送っていました。
同じように外に出る子について回ってキャッキャ😆してたし、運動会でもその子を追って輪から外れてました。(でも自分発信じゃないから、その子が休んだら外に出ることはないみたい。)
参観日に行くと一通りのことは自分で出来るけど、常にキョロキョロ。
大声の子に気を取られてたり、泣き出す子の側をうろうろしてたりと
先生たちと遊ぶより周りの動く人や物を見つけてはそちらに興味をひかれてて、常に刺激を求めてる印象を持っていました。
ただすごく楽しそうにしてたので、幼稚園で毎日刺激いっぱいで楽しそうだなと思ってました。
そして、その案内用紙を見せる先生はちょっと緊張しているように見えました。
その案内は、加配保育士と通級の申込み用紙(申請書類)でした。
2.加配保育士と通級の申込み
家庭からの申請と園の推薦書とで、市に対してこんな理由があるので支援をお願いします的なことを書いて提出するものでした。
この申込みをすると、市から本人の様子を調査しに来て、必要な様子かどうか判断し、
必要な場合どのくらいの必要があるかなどを確認して、
対象と認められると、翌年度の新学期から支援が入る、という流れです。
そもそも、ことばの発達が遅いと指摘されていたし、声かけを無視する、走り出したら制止できない的なことがあったけど、
日常生活で酷い癇癪があって親が参ってる😩ということはありませんでした。
ことばは出ないけど体力に自信があり、
むしろ体力が余ってるなって思うことが多くて、言葉よりも体力に成長力が使われてるって思ってました。そして毎日やっぱり楽しそうなので可愛かったです😄(関係ないか)
確かに、先生1人でみてるんだから外に出て行ってしまうこと、トイレに行って戻って来てね、の指示に従えない子は先生が困るだろうなって思いました。
だから、困るのは申請書です。
親が必要だから手続きお願いします、という文面がなんだかとてもしっくり来ないのです。
別に我が家は困ってません!
これは今でもあります。
個別対応が出来れば、
本当に自分で自分のやりたいことが出来ているからです。
本人は自分の世界で生きている(好きなことに没頭している)、それでいて人を傷つけたりしない優しさを持っているから心配してない。
共感される親子さんが結構いるんじゃないかなって思うんです。
でも、理由を書きながら、
懇談内容はこの1年間ほぼ同じことを言ってて、
先生もこんなに発信したのに全然響かない親だなって思ったかもなぁって感じてました。
そもそも、それらを本人の困りごととして私が認識してないからです。それをこうやって申請書を書くことで手助けが必要なこととして認知できた感じでした。
何度も声かけが必要だから、側に先生が着いてた方が本人が動きやすいだろうな、オウム返しやことばの理解不足についてそろそろ改善しないといけない時期なのかなと思い、
園での困りごとと、家での声かけに反応がないことを理由として申請しました。
そして、年中の新年度から加配、通級の対象になりました。
今思うことは、以下のことです。
集団生活をすると見えてくることを担任は発信してくれてること。
それを本人が手助けを必要としてる、と認識できるかどうか。
その手助けの制度があること、手助けにより本人の成長を期待できる事実があること。
この制度を幼稚園や申請書は教えてくれること。
発達障害を疑われた時に、
先生の困りごと、家での親の困りごとなどを元に考えてしまいがちです。
そうではなくて、
本人が園や家で戸惑うこと、困難にしてることなど本人を主語にすることで
申請書をスムーズに書き出せるのではないかと思います。
申請したら発達障害者だ!とはならないですし、対象かどうかの判断があるので、そこの結果でまた考えたらいいと思います😊
子どもの成長を願って
申請書を貰ったらぜひ申請してみてください。
子どもの困りごとが減ることを願っています😊
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