学生の時には感じなかった世界観
芽は出ないかもしれない。
けど、種すら蒔いてなければそもそも何も始まらないのだ。
そんな風に思えるようになったのはいつからだろうか。
大人の当たり前の言葉に鬱陶しさすら感じてたあの頃。担任から毎日のように罵声を浴びせられ、そこでしか生きれないような気がしてロボットのようにただひたすら目の前にある単語帳や参考書を記憶した。心なんてそこになかった。これといった夢もなく、没頭できるような趣味もなかった。
そんな私の唯一の救いになったのが恋愛だ。気づけば恋愛依存症のようになった。