スイスの生活紹介 第2弾 銀行開設
2024.05.28
こんにちは、きみかです!
今回は、スイス(ジュネーブ)での銀行開設方法などを紹介します。
尚、ブログ主はスイスに90日未満滞在ということで滞在許可証や就労許可証がない状態での銀行開設を行いました。
1.おすすめの銀行
といっても、スイスには世界最大のプライベートバンクが位置しているためほぼこの2つを使っている人しか出会わない、と言っても過言ではありません。
そんな2つの銀行がこちらです。
(1)UBS
UBSは、もとより世界最大運用資産を誇るプライベートバンクでしたが2023年ついにプライベートバンク世界ランク3位のクレディスイスを買収し、ネットワークを拡大させました。
ちなみに、ブログ主が開設したのもUBSなので、後程詳しく説明していきます。
(2)PostFinance
PostFinanceはというと、こちらは日本で言うところの「ゆうちょ銀行」のような感じです。
郵便局と口座窓口、ATMが並列していることが多いです。
こちらは、SBB(スイス連邦鉄道)のアプリ内決済やスイス国内でのオンライン決済を口座から直接引き落とすことができるなど、国内ではなにかと便利です。
残念ながら、ブログ主はこちらの開設経験はないため紹介のみさせていただきます。
一応、オンラインからの口座開設手続きも可能なようなのでこちら気になる方はアクセスしてみてください。
2.UBSの口座開設と解約について
(1)支店に予約を取る
※ブログ主は、90日未満滞在のためスイス日本間の査証免除取り決めにより滞在許可を取得していません。滞在許可取得が必要な方は以下をご確認の上銀行開設ステップに入る前の申請をお勧めいたします。
さて、気を取り直して予約に関して、、、
UBSの視点予約は以下のサイトから可能です。
①「Account and Cards」をタップ
上のURLを開くと以下のような画面になるため「Account and cards」から予約をスタートします。
②支店の選択
次に、どの支店で予約を取るか選択する画面に飛びます。
住所がわかっている場合は郵便番号(postcode)や州・街の名前をいれて絞り込んでいきましょう。
マップを直接拡大しながら検索することも可能です。
1つの支店を選択すると「Make an appointment」というボタンが表示されるので、日時や要件を記入していきます。
③日時や予約情報の入力
支店の選択が終わると予約詳細の入力に進みます。
スイスに限らずヨーロッパの公的機関や銀行予約は、直前や前日の受付がないため期間には余裕をもって予約することをおススメします。
また、日本の行政と同じですが、腹立たしいことに平日の働いている時間にしか営業していません。
これには私の同僚も、社会人を行かせるきねぇだろ、とあきれていました。
支店、日時選択が終わったら個人情報を入力します。
このとき、スイスの住所(あれば)を記入するようにして下さい。
後日、キャッシュカード或いはデビットカード付帯が郵送されてきます。
更に下部には、予約確認通知方法の選択と目的が表示されます。
通知方法は都合の良いほうを選択すればよいのですが、確認メール(SMS)が送られてこないというバグもたびたび発生します。
その場合は支店に直接電話して予約ができているか確認をとることが安全です。
Reason for visit(訪問理由)については「Accounts and cards」を選択しましょう。
また、外国人である旨や、持っていくべきdocuments(書類)をYour commentsに記入しておきましょう。
支店や担当によって対応は異なりますが、予め電話等で書類の確認や予約内容について確認してくれる場合が多いです。
ここまできたらConfirmation(確認)にチェックを入れて下部に表示されるsubmit(提出)をクリックすれば終了です。
※提出後確認メール(SMS)が来なかったとき、当日該当時間に支店に行ったら予約されてないという問題が発生したことがあったため来なかった場合は電話や予約取り直しをしておきましょう。
(2)書類等の準備
今回ブログ主が口座開設のために準備したモノは以下の通りです。
パスポート
インターン雇用契約書(Intern Contract)
賃貸契約書(間借りの契約書)※1
大家さんのポストに一時的に自分の名前を記載してもらうこと※2
※1 フェイスブックで見つけたマダムのお宅に居候する形で住まわせてもらったため、大家(マダム)との直接契約を書類にしていただき、貸主と借主のサインを記入しました。
スイスでは、賃貸相場が都市により非常に高いことからシェアハウスをする人も多いです。それに関しては見つけ方やtipsを後日紹介します。
※2 後日、キャッシュカード(或いはデビット付帯)が郵送で届けられるのですが、集合住宅の場合部屋番号を記載しないこともあるため「名前」が必ず必要となります。住民票や滞在許可証を持つ場合送り先に「C/O Mr./Ms. ○○(大家さんの名前)」と記載することで問題なく届くのですが、今回それがないためポストに名前を付けることを承諾していただく必要がありました。
ちなみに、今回私のこの銀行口座開設ルートはそこそこに特殊なため田舎の視点では対応ができないかもしれないと言われました。
おそらく外国人がど田舎に住んで銀行を開設しようとはしないと思いますが、不安な方はジュネーブやチューリッヒ、ベルンなどの大きな都市の窓口を予約するとよいでしょう。
長期の雇用契約、学生さんが必要な書類は以下だと聞いています。
パスポート
ビザ、滞在許可証、就労許可証(CDR※3)等
住民票(カントンにて登録)
雇用契約書、在学証明書、学生証など
(あれば)賃貸契約書等
※3CDRとは、雇用の場合会社側から申請する雇用証明書のようなものだと聞いています。詳しくは雇用先のHR(人事)に確認してみてください。申請中の場合は、その証明を印刷してくれるのでそちらでも機能するそうです。
(3)口座維持費と解約のあれこれ
①口座維持費等について
スイスの口座を持つ場合、20歳以上は確実にその維持費等がかかると思って差し支えないでしょう。
さてそのコストについてですが、ブログ主の場合で紹介します。
口座維持費 7CHF/月→70CHF/年
キャッシュカード 10CHF/年 ※デビットカード付帯の場合 50CHF/年
口座維持費については、月当たりの収入や預金額に左右されるとのことで7~11CHF(約1190~1700円※4)が月末に自動で引き落とされます。
※4 1CHF=170円で換算
キャッシュカードについては、年間10CHFだと言われ、これも口座開設初月の月末に引き落とされます。
しかし、こちらは住民票などがある場合無料になるようなので口座開設の際に確認してみるとよいでしょう。デビット付帯も私が提示された価格より安価である可能性があります。
私の維持費がどのように算出されているのは謎ですが、詳細を知りたい方は以下にUBSの関連サイトを掲示しておくので、下部に表示されるService and priceをご覧ください。
維持費にお金はかかりますが、ATMの使用は自社のものであれば基本的にいつでも手数料がかからない、また他銀行へのCHFでの送金にも手数料がかけられていないなどサービスは良いと言えます。
勿論、年間の維持費を考えると学生の主には高く感じてしまいますが、、、
(4)送金やTWINTについて
UBSでの口座解約の際、同時にアプリのインストールを行います。
そこで、アカウント登録とセキュリティ設定を行いPINコード(基本6桁)を設定します。
その後、オンラインネットバンキングが可能となり支払いや送金が簡単に可能となります。
この時、TWINTも登録してくと良いでしょう。
これは、Apple store や Google playからインストールできるアプリのことで、日本で言うPayPayのようなものだと思っています。
こちらもSBBやネットショッピング時に口座から直接お金を引き落とすことができます。
UBS口座アプリとの紐づけも簡単なのでぜひ入手してみてください。
先述の通り口座、TWINTからの送金には手数料はかかりません。
UBSには紙の通帳がないため、基本的にはインターネット上での操作や送金が主流です。
(4)解約方法
解約方法は一般的には2通りあるとのことでした。
①支店に行って直接解約を申請する
こちらは、開設時と同様に支店の予約をし直接担当者と解約の手続きを行うとのことでした。
尚、解約の際には口座内のお金を移動する必要がある場合CHFで受け入れ可能な別口座を用意する必要があります。
②担当者にアプリから問い合わせを行う
この方法での解約申請は、スイス出国後でも可能なので私たち一時的な滞在を目的とする人にも有難い手段です。
UBS Banking(アプリ)を開くと表示されるHome画面右上の吹き出しをタップします。
UBS MailboxからInboxを開きNew messageを作成します。
宛先はClient advisorに設定されていると思うので、変更せずSubject「解約願い」とmessageを記入して送信しましょう。
その後、担当者より解約に必要な手続きの案内が送られてきます。
この際も口座に残ったお金を転送するCHF口座が必要となるため帰国の方、また別の国に移動予定の方はCHF預金口座をお忘れなく。
あとは送られてきた手順に沿ってすすめば解約は完了です。
ブログ主も解約は未経験なので、複雑な点等あれば後日追記します。
3.その他(両替・Wiseの紹介)
最後に、これを読んでいる皆さんは日本人だと思うので日本円との両替方法を紹介します。
上記に示すのは「Wise」という様々な通貨を両替することができるネットバンキングで、空港や銀行での両替に比べ遥かに安価な手数料とレートで外貨両替が可能となります。
Apple storeやGoogle playからインストールが可能です。
海外に行く際に非常に有用なのですが、基本的にオンラインの使用を目的しているため支店や現金引き出しにはあまり向かないと言えるでしょう。
一応デビットカードの作成も可能で、発行手数料は1200円、月3回以上、30000円以上の現金引き出しには手数料が加算されます。
しかし、200以上の国で決済可能なうえに引き出しが可能なATMは世界に200万台を超えるそうです。
盗難などのイレギュラーがあった際にもアプリから簡単に凍結等の手続きができるため海外旅行にも役立てることができるでしょう。
下記のサイトが良くまとめられていたため興味のある方は参考にしてみてください。
4.あとがき
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
皆様のお役に立つ情報はありましたでしょうか。
ブログ主も、海外生活は昨年のマレーシア・ドイツに引き続き3か国目とはなりますが新しい場所では常に何事も手探りで挑戦しています。
これから海外生活をされる方には、不安がある方もいるかと思いますがそのな皆さんの手助けになればうれしく思います。
役に立ったよ、良かったよという方はぜひ「スキ」と「フォロー」お願いします♪
ひきつづきスイスをメインに海外生活や旅行を紹介していきます。
ではまた、次回お会いしましょう♪
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