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マイナス×マイナス=プラスになる話
マイナスな状態で、さらにマイナス行動をして掛け合わせるとプラスになる、という理論
例えば、勉強したのにテストの成績悪かったら?
普通であれば、悪かったところを復習して、次回の対策を練って・・・みたいな。さらに勉強するとかってなるんだけど
それをあえてしないで、休む
一度忘れる
その方が次回に向けてエネルギーがわいてくるよ
みたいな理論。マイナス × マイナス = プラス
9月後半あたりから兆候は出ていたんだけど、11月に入ってそれがひどくなってきた
好調・不調の波(ボウリング)
好調の時でも絶好調ではなく自分の中では普通の状態より少しマシ、くらい
どっちかというとベースは不調のまま2ヶ月が経過してしまった
一時的に良くなることはあったんだけどね
投げ感悪くなって、修正して、ちょっと良くなって、また悪くなって(前回悪い状態よりさらに悪化)
の繰り返し
株価のチャートで、ジワジワ下がりながらアップダウンを繰り返すみたいな
↓(こういうやつ)
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基本的には4ゲームとか6ゲームのトーナメントで、一時的に乱れても1ゲーム以内に修正して戻すことができてたんだけど
11月に入ってからは、投げ感悪い状態から始まると終始どうやっても元に戻らない
それどころか投げれば投げるほど悪化する、という感じで全くお話にならないスコアで終わってしまう日が増えてきてしまった
練習してても、良い状態と思える時間がかなり短い
崩れる原因があちこちに出てしまって、修正したらまた別のところが・・・という悪循環
センターのトーナメントのアベレージも、210前後を維持していたのが今月は200行ってないというくらいの乱調
完全に手詰まりになりました
これは多分自分ひとりでどうにかしようと思っても無理だな・・・
メンタル的にも限界を迎えたので、8月以来足を運べていなかった王子サンスクエアに行ってきました!
推しプロボウラーのひとり、霜出佳奈プロのレッスン&チャレンジ
以前ゴールデンウィークの最初にレッスンを受けた時は
「歩き方がド下手みたいで、アプローチの状態が少し変わったくらいでも全然タイミング合わなくなる」という悩みを持ち込んだ
そして、『始動のとき、最初の2歩の幅とプッシュアウェイの大きさのバランスが合っていない』というのを見つけていただき
「これはひとりじゃ気付けないよなー」となった
このレッスンのあと、ゴールデンウィークで出場したトーナメントは悪くてもベスト5入るくらい絶好調!
そのまま200ちょっとだったアベレージが一気に210近辺を維持できるまで一気にステップアップした
この経験があったので、今回は完全に手詰まりになった状態からどうにか元に戻せないか?と思い、半年ぶりのレッスンにGO!
ちなみに悩み事としては
良い時:身体の中心から球を前に転がせる
悪い時:色々いっぱい
例1)後ろから引っ張り込む感じでリリースするので肘が外に回る
例2)踏み込んでからリリースするまでの一瞬の間ができない=ボールがわずかに早く降りてきている
例3)バックスイングを背負ってしまって狙いより右に行ってしまう
例4)フィンガーを引っかけてリリースしてしまう
→悪い時はこれらが複数混在するので修正できずに沈んだままなすすべなしで試合が終わってしまう
ということで30分ほど話ながら見てもらいましたが・・・
まず、例3)のバックスイングを背負ってしまう、という原因は自分の完全な勘違い
30分見てもらって背負ったスイングは一度もなかったとのこと
右にミスるのは、例2)から派生したもので、根本原因は共通していたことが判明
さらに、例1、例2、例4も結局原因の根本はほぼ同じであった
つまり悩みの半分以上は自分の勘違いだったわけで、自分が修正しようと必死になっていたことは
実はかなり見当違いだったということが判明!
ここでようやく本日のタイトルにつながります
やらなくて良いことが分かると根本原因に集中できる
実際レッスン後のプロチャレでは、調子乱れてきたときに戻す道筋が絞られたおかげで大崩れした時間が明らかに短かった
状態がマイナスのときに、いままでは修正方法の選択肢を増やして対処してきたが、その選択肢を一気に捨てる(マイナスする)と
マイナス × マイナス = プラス
になった!という話
ちなみに選択肢が一気に絞られることでメンタル的にも余裕ができ、脳のキャパシティーに余白が生まれるので、余分な力を入れずに軌道修正できるという副産物のおまけつき
つまり、プラスがデカいってことね
半年前のレッスンは「バランスの悪いところを整える」ということが本質だったけど、
今回は「余分なものを捨てて余白を作る」というのが本質だ
「新しいチャレンジをするためには現状持ってたりやってたりすることを辞めること・捨てることが大切」
なんてことをよく聞きますが、先日のレッスンはまさにこれだったと言える
ここでもう一つ話題を追加
毎週木曜日、23:00~ X(Twitter)のスペースにて
笹島新太郎プロボウラーによる「ささしんのタイトルロード」という生放送ラジオのお相手をさせていただいてます
先日第4回の放送で、彼の運営している「グラチャン(スポコン)リーグの裏話」をテーマにしていましたが、聞いてみると運営ってやっぱりタスクが多くてめちゃ忙しい
リーグのスケジュールや会場申請、設営、受付、金銭管理、メンバーのスコア管理といった業務をほぼ全てひとりでこなしており、加えてスポコンでスコアが出にくく暗くなりがちなリーグの雰囲気を、彼のマイクパフォーマンスで精一杯盛り上げて明るくしている
そりゃ、自分の投球まで気が回らないよなーなどと
ということで、先ほどのマイナス理論、脳の許容量には限界あるのだから、できる業務はアウトソーシングするのが良いよね、みたいな話をした
言うだけでなんもしないのも無責任なので、Excel職人の僕がスコア管理を受け持つことにした
忙しい、って文字通り心を亡くすと書く
人の許容量には限界があるのだから、不必要なことをやめる、という選択って実はめちゃくちゃ大事だよ、というお話でした