1on1時間のつくりかたとオレとお前と大五郎
1on1の時間がないけど、やる方法。
プレイングマネージャーをしていると、複数案件が同時に降って手を動かしながらマネジメント、ディレクションまでしなければいけないことも多々あります。
私がマネージャー職だったとき、1on1のスケジューリングで気をつけていたことを展開します。もうすでにこんなことはしているよ、という方も多くおられるとは思います。ですが、小さな課題で立ち止まっている時間はもったいないので、真面目でがんばりやさんなマネージャーの皆さまにご覧いただきたくシェアしてみたいと思います。
大きく分けると、3つくらいのパターンがあったなとおもいます。
①「この日ならどう?」と別日を提案
②ほかのmtgの後に残ってもらい時間を接続させる
③「ランチ行こう」と誘いランチmtgにする
それぞれ、どのような使い方してたか説明します。
①「この日ならどう?」と別日を提案
重要なのは、決してメンバーのための時間を蔑ろにしておらず、頭の片隅に必ずある事を伝わるようにします。 また、なんの案件で忙しいのかを説明しておくと、「あの案件はたしかに大変だ」という理解もしてくれますし、自身が普段どんなプライオリティで判断してるかを理解してもらいやすく、これを続けることによって権限委譲がしやすくなります。
「いま話したいことある?」をきいて、「無いです」と言われたら、物理的にはスキップしてもいいと思います。 だって、ないんですもん。話したいことが。でも、そのまま放っておくのではなく、出来れば①のように先の予定をおさえておきます。期間延長をすることによってマネージャーは猶予ができ、メンバーは安心したうえで新たな展開内容を蓄積しておいてくれます。
②ほかのmtgの後に残ってもらい時間を接続させる
②は、スケジュールがパズルのようになってしまった時や、自分とメンバーが必ず出席する共通のmtgがある場合に有効です。
その後も予定が詰まってる場合、後ろのmtgが正直自分がいなくても成立するようなものであれば、「遅れて出席」という判断もします。後のMTGの参加者への通知の仕方としては、1on1を優先というと周囲に認識齟齬が出る場合もあるので、「前のMTGが長引いていて」とでも伝えればOKです。直接伝えなくてもいいですが、例えば同レイヤー同士で他部署とMTGする場合、アジェンダに対して自走するメンバーである必要性があるのでそうします。
③「ランチ行こう」と誘いランチmtgにする
私は、プライベートの1人時間を確保したい方なので③は最後の手段ですw
「最近あまり軽口もたたけてないな…」と感じるメンバーには、プライベートの時間を割くことで親近感がわきやすく、とても有効です。
ただ、プライベートの時間をわざわざ1on1に使用するのもやだな、というメンバーもいます。そこはジョインした段階で先に確認し、知っておく必要性があると思います。
「1on1やる時間ない」= 信頼されなくてもいい、と同義だと思っています。定期的に実施することによってメンバーは日常で起きた物事を1on1で展開しよう、と決めておく癖がつきます。 あるかないかわからない機会のためには、それをしません。けど、 「楽しみにしてる」んです。
1on1は、自分のなかで、決めた時間を必ず果たす事に意味があり、それは内容以前の問題です。
これは親子でも同じことが言えて「今日一緒に帰ろうね」と約束したのにもかかわらず、小さな約束破りがある。そしてそれが積み重なれば、絶望の積み重ねで心理的安全性は簡単にすっ飛ぶ。
果たすを積み重ねると、「この人は自分のために身体はってくれる人なんだ」と信用してくれる。
部下も子どもも根っこは、おなじ。
可愛い生き物なのです。
焼酎はあんまり飲みません。