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84番札所 屋島寺(やしまじ)
所在県: 香川県
歴史・由来: 源平合戦の舞台となった屋島に位置し、歴史的な背景を持つ寺。弘法大師が戦の犠牲者を弔ったとされる。
本尊: 十一面千手観世音菩薩
真言: 「おん ばざら たらま きりく」
(苦難除去、現世利益、病気平癒、厄除け、開運、極楽往生など幅広いご利益)
屋島は高松市の東、標高293メートルの火山台地の半島で、
那須与一の扇の的や義経の弓流しなどで有名な源平合戦の
古戦場の史蹟で知られています。
開祖は鑑真和上
鑑真和上(がんじんわじょう・がんじんおしょう)は唐の僧侶で
奈良時代に帰化し日本の律宗の開祖となった人物です。
鹿児島から東大寺に向かう途中の屋島の沖で、山頂から登る光を見て
屋島に登り普賢堂を建てました。
後に、鑑真和上の弟子が堂塔を建立して精舎を構え、
「屋島寺」と称し初代住職になったということだそうです。
弘法大師は嵯峨天皇の命令で屋島寺を訪ねて北嶺にあった伽藍を
現在地の南嶺に移して、十一面千手観音像を彫造し、本尊として
安置したということです。
ツアーだったので、宝物館に入れなかったのが残念!!