![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/50336546/rectangle_large_type_2_b75892a95a62967bbaf4d0692448fd34.jpeg?width=1200)
Photo by
ga9ji
子どもの世界を広げる視点
子どもは何に興味をもつか分かりません。子育てをしていると、子どもにはいろいろなものにふれさせてやりたいと思います。しかし、ただ色々と体験をさせればいいとは思いません。
シャーロック・ホームズの言葉に
You see, but you do not observe.(君は見ているけど、観察していないんだ。)があります。
「家の階段は何段かな」毎日通っているのに分かりません。
「パンダを描いてみよう」テレビや絵本で見ているのにどこが黒かったのか分かりません。
ここで言う観察は、意識して見る、視点をもって見るということだと考えます。
階段の「段数」、体の「色」などです。
子どもの目に写っていても、意識して見ていないことはたくさんあります。
信号の色を意識したことがなければ、横断歩道を渡ってよいかどうかは分かりません。
太陽の動きを意識したことがなければ、東からのぼり西へ沈むことは分かりません。
月の形の変化を意識したことがなければ、明日の月が変わることも、太くなるのか細くなるのか分かりません。
意識して見ることで、見えてくることがたくさんあります。
この階段は◯段だけど、あの階段は…、月も東からのぼるのかな…、月の形が変わるのはなぜかな…
親の問い掛けにより、子どもは視点をもってものを見て、世界を広げていきます。
様々な体験の中で、問い掛けを通して、視点をもたせてやりたいと思います。