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習近平の奥さん、歌上手い!

 最近気になる中国の歌手として、以前韩红を記事に書きましたが、彼女と比肩する人物として、習近平の奥さんの彭俪媛が挙げられます。

 韩红といつも比較して出されるのは、「珠穆朗瑪」だそうです。

 これ聴いたら、彼女の実力は誰もが納得するはず。先日、歌が苦手な夫が頑張ってカラオケで歌ってくれましたが、途中で咳き込んでしまい、ギブアップしてました。

 「珠穆朗瑪」はエベレストのことです。韩红の「青藏高原」や「天路」もチベットに関係する曲でしたけど、チベットの山系の歌ってみんな凄い高音域で張り合うのが好きなんでしょうか…?まあ、確かに高音域があったほうが「高い山」という感じが出せますけれども…。

 ちなみに、日本一高い山、富士山を歌った日本の唱歌「富士の山」の最高音はD5まででした。
 富士山の標高は3776m、エベレストの標高は8849mです。標高が倍近く違うと曲の音域も変わるんでしょうか。
 曲を聴いていて感じるのは、富士山は身近な親しみやすい神様で、チベットの山は、ただならぬ厳かな神がいそうな気配がするということです。チベットの山のほうが、高音域を連発しないと、神様や山の大きさを称えられないのかもしれません。

 彭丽媛は、人民解放軍総政治部歌舞団団長だったので、他の曲は何となく右翼的な匂いがします。ですが、「珠穆朗瑪」は少し違う感じがします。

 『白毛女』の「北风吹」という歌も歌っていますが、こちらも良い曲です。
 昔、NHKの中国語講座のオープニングテーマにもなっていたそうです。
 『白毛女』自体は、文化大革命時代が舞台で、貧農を人民解放軍が解放するストーリーなので、限りなくそっち系なのですが、「北风吹」の曲自体は有名のようです。中国のミュージカル、といった感じがしますね。歌詞は貧しい少女の境遇を歌ったものなので、悲しい感じがしますが、貧しいながらも父親と幸せそうに暮らしている様子が感じられ、どことなく明るい雰囲気があります。

 しかし、NHK中国語講座もなぜこの曲をテーマ曲にしたのか不思議です。


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