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Photo by
yukitaka_sawama
食卓のお皿の不思議
これは中国あるあるだと思いますが、料理の盛り付けでお皿にこだわりがありません。さらに、盛り付けの仕方にもこだわりがありません。
日本なら、ご飯はご飯の茶碗、味噌汁はお椀、漬け物はお小皿、魚は長方形のお皿などこだわりがあると思います。盛り付けも、真ん中を高くするようになど、私は母親に口酸っぱく注意されてきました(とても下手で上手くできませんけど)。
ところが、夫と結婚して夫のお母さんが料理を作ると、盛り付けるお皿や盛り付け方にこだわりがないようです。ご飯茶碗やお椀におかずが盛られて出てくるときがあります。
食べる分には全く苦労しないので、問題ありませんが、お椀や茶碗におかずが入っていると何となく不思議な感じがします。習慣の違いというのを強く感じました。改めて、日本人は見た目や雰囲気にとてもこだわる民族なのだなあと思います。
逆に中国は盛り付けやお皿にこだわりはないかもしれませんが、料理を作る行程にこだわるときがあります。漬けたり、蒸したり、日干ししたり、数週間時間をかけて作る料理もあるようです。日本はそこまで時間をかけて作る料理はなかなかないのではないでしょうか。
それから、料理を大量に作って、小皿に取り分けるというのも中国はありますが、日本料理ではあまりないような気がします。中国式の方が、主婦にとっては楽なので、こういうやり方もいいなあと個人的には思います。
それでもやっぱりどの器に何をいれるかはこだわってしまいます。どんな器にどんな料理を入れるかで、その料理の味も変わってしまう気がするからです。
両方の国の習慣の良いとこ取りをしていけるといいなあと思います。