語学学習におけるパートナーの役割①
「語学の上達には、外国人の恋人を作るのが良い」という話を聞きます。
そこで、中国語を学習している私は夫に勉強に付き合ってもらうことにしました。ちなちに、私は大学二年間第二外国語で中国語を勉強、かつ3週間北京と内モンゴルに短期留学して以来、ほぼ勉強していません。この前HSKのレベルチェックテストを行いましたが、実力は二級~三級程度だと思います。
そんな私とネイティブの夫との最初のやり取りはこんな感じになりました。
夫「はい、何か喋ってみて」
私「…(喋れるほどの語彙力がない)」
ー終了ー
これではダメだと思い、適当に中国語の短い文章を読んでみました。そして、「発音はかなり厳しく見てほしい」と伝えました。その結果…
私「早上好」
夫「違う、もっとこう!」(実演)
私「早上好」
夫「違う、もっとこう!」(実演)
…エンドレス
もう、苦痛でしかありませんでした。心折れました。
そこで、次のように学習を進めれば良いのではないかと考えました。
発音は完璧を求めず、最初は「大体できていればOK」レベルで見てもらうのが良いこと。
でないと、初心者の私は続きませんし、下手したら夫婦関係にヒビが!
初心者は初めはテキストやCD音源を使って練習すること。
夫は湖南省出身なので、「儿」をあまり巻きません。「アー」というふうに言います。つまり、ネイティブとはいえ、標準語とは限らないのです。学習者は初めは基本の標準語を学んだ方か良いと思います。
パートナーには質問に対する回答者になってもらう
語学学習をするときに、一番助かるのは質問に答えてくれること。前回記事にした「儿」の謎のようなことや、文法的に疑問に思うことは夫に質問し放題です。小さなことでも一つ一つ納得しながら学習を進めることができます。
発音練習に付き合ってもらう
中国語にとって、これは重要かもしれません。
中国語は発音が命ですが、わかりにくいのもあります。例えば、「n」と「ng」の違いです。この2つはCDで何回も聞くのもありですが、私は夫に発音してもらって何が違うのか、口で説明してもらうこともありますし、口の形を実際に見ることができます。(それでもわかりません 泣)
パートナーが外国人でも、その国の言葉を使って会話しながら上達するには、一定のレベルの言語能力が必要だと思いました。初心者はまず、一通り自分で勉強した方が良いと思います。そう考えると、小さな頃から自分一人で学習の習慣を身につけることって大切だなあと思いました。
私も少しずつ努力を続けたいと思います。