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言葉を紡ぐ

私は、ずっと失敗したんだな、と
思っていました。

「失敗したんだね」と言う言葉で
それまでフツフツとした悲しみから
救われた気がしました。

「あー、失敗したんだな」と思うだけで
心がとても落ち着きました。
その時の私にはしっくり、ぴったりの言葉でした。
そして、その出来事を話さなければならない
状況のときには、
「私、失敗したんです」
と伝えていました。

そこには、
離れた人を心配する気持ち、
継続しなかったことへの罪悪感、
未来に対する不安、
など自分を責める感情が
少しからず残っていました。
1年経った今でも、
スッキリとなくなったわけではありません。

でも、その出来事を経て今の私がある。
これは間違いありません。
だから、失敗ではなく、○○を経てなのです。
出来事を流してしまうのは違うと思います。
出来事を見ることは必要だと思います。
そして、眺めて、気付いて、
変えていくところは変わるように、
変えないものは凛としてそのままに、
大切なものは大切にする。
それを含めての今、なのです。
そこを通ってきた今の私、なのです。

だから、失敗という言葉は
今は私にぴったりの言葉じゃない。
今はその出来事を経て、今の私がある。
だから、その出来事も全部ぜーんぶハナマルっ💮

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