9/16 苦手を割り切り、得意なことの中でパターンをつくる。「コミュ力なんていらない」

※この記事は9/16 朝渋にて行われた石倉秀明さん・著「コミュ力なんていらない」のオンラインイベントの個人的な備忘録です。

著書はこちら
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《イベントに参加する前の「コミュ力」についての疑問》
①自分のコミュ力について一貫して○×がつけられないのはなぜ?
②周りにいる知り合いが「コミュ力」についてコンプレックスに思っているけど、私からみたらコミュニケーションがとりやすいこと
③著者の石倉さんは自分のタスクについて徹底的に因数分解できているけど、私にどこまでできるだろうか?


まず自分のコミュ力について著書の項目にしたがって○×をつけてみました。補:はコミュニケーション能力の要素に入ると思ったことを自分で付け足したものです。

■種類(目的完遂型)
・仕事などゴールが決まっている会話…○(プライベートでは×)

■種類(関係構築型)
・雑談…△(その人を深く知る会話は好き、天気とかの世間話は苦手)
・家族との団欒での会話…○
・初対面の人と仲良くなる...○

■話す
・相手に関係なく話ができる...仕事なら○、日常なら△
・話にきっかけを作れる...◎
・自分の考えていること、伝えたいことをわかりやすく伝えることができる...△
補:物事についてわかりやすく説明できる...◎
・面白く盛り上がる話ができる...△(相手の興味と上手く合致できたら○)
補:事前に相手に対して聞きたいことを用意できる...◎

■聞く
・相手の言っていることが理解できる...△
・相手に興味を持っていることを伝えられる...◎
・話を引き出すことができる...◎
補:相手の話に対して自分なりに楽しむポイントを見つけられる...◎


■対応
・相手の気持ちを想像/察せられる...◎
・その場の空気を理解できる...◎
・相手の感情やその場の空気に合わせた対応、会話ができる...○(意図的にしないときもある)
補:聞くときの反応...◎
・普段しないノリにもついていける...×
・懐に入って仲良くなれる...○
・解散し終わったあとでも関係性を続けていける...×

■人数
〜日常会話〜
・1対1でも会話ができる、会話に困らない...◎
・複数人(4名など)の場で会話ができる、会話に困らない...×
・大人数(10人以上)の場でも会話ができる、会話に困らない...×

〜ビジネス〜
・1対1でも会話ができる、会話に困らない...△
・複数人(4名など)の場で会話ができる、会話に困らない...○
・大人数(10人以上)の場でも会話ができる、会話に困らない...○

■ツール
〜日常会話〜
・リアルな場面の対面での会話が得意...◎
・オンライン(zoomなどを通して)の対面での会話が得意...○
・チャットでの会話が得意...×

〜ビジネス〜
・リアルな場面の対面での会話が得意...△
・オンライン(zoomなどを通して)の対面での会話が得意...○
・チャットでの会話が得意...○

全体の傾向としては、
・何もないところから最初の話題を投じるのは苦にならない
・1人をよく知る、その人のことをよく知ることは苦にならない
・相手の気持ち、その場の雰囲気を察しすぎてしまう

そして現在×である項目については、改善したいという気持ちよりも避けられるものなら避けたい私にとって、
【苦手なことを苦手だと割り切り、得意なことに置き換えてパターンを考える】考えはすごく参考になった。
また仕事の場では、【「コミュ力」があることにこだわるより、コミュニケーションがとれればいい】という言葉をイベントで聴き、気持ちが楽になった。


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この表を眺めるかぎり、
①自分のコミュ力について一貫して○×がつけられないのはなぜ?
という疑問には、おそらくビジネスと日常生活でのコミュニケーションへの姿勢が違うタイプなのだという結論に落ち着いた。

例えば
・仕事などゴールが決まっている会話…○(プライベートでは×)
に関して、

仕事の会議の場では、プロジェクトに関わるひと全ての相手の気持ちを考えすぎてしまい結論が出せなくなるので、「ゴール」に沿うという明確な基準があったら動きやすい に対し
プライベートでは、誰かと話していたときにひょんなことに話題が移ってその人の知らなかった一面を知るのが嬉しいし、「ゴール」に向かって話そうとすると縛られている感じがして面白くない、心おきなく話ができない

面がある。

ビジネス/日常生活で逆のスタンスをとりたい部分、共通してこうありたい部分がはっきりしたので、これからは場面によってどっちに寄せよう?という指針にしたいと思った。



②周りにいる知り合いが「コミュ力」についてコンプレックスに思っているけど、私からみたらコミュニケーションがとりやすいこと

特に私の周りにいる人は、コミュニケーションが「大人数の場で話せない」「とっさに話を振られてすらすら話せない」「プレゼンの場が苦手」ということをイメージして自分には「コミュ力」がないとコンプレックスに思っている人が多いのだと思った。
一方で私は、その知り合いのことを、「自分の趣味領域のことについてはとても詳しく話せる」・「共感力が高く周りに合わせた振る舞いができる」・「テキストでは誰よりもわかりやすく説明ができる」人たちだと感じている。

今回のイベントを踏まえて、
・立ち向かおうとしていることは、細かく分けるとどんな要素が必要なのか?
・「苦手」なことは絶対に改善しなければいけないことなのか?(本人が改善したいのか)
・本当にその「苦手」な能力で立ち向かわなければいけないことなのか?他にやり方はないか?


という目線を持って、苦手なことに共感するだけではなく、その人が必要だと思う時には、できることを一緒に探していけたらと思う。

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ここまで理解はしてきたけれど、実際に、

③著者の石倉さんは自分のタスクについて徹底的に因数分解できているけど、私にどこまでできるだろうか?

確かに石倉さんは細かく自分のタスクを分解し、それらを得意なパターンにしていくことに長けているのは間違いないと思う。そして苦手なことは「しない」という割り切りが徹底していると思った。
(私は苦手だと分かっていても、「人脈作りは必要だ!」と煽られ、パーティーに行っては誰とも喋れず...な失敗を繰り返していたので、割り切りを持っても大丈夫だということに勇気が持てた)

ただ、さっきの○×をつけただけでも自分の得意/苦手を明確にし、生活とリンクして考えることができたし、
因数分解が苦手な人も最初の糸口としてまず、「具体的な事象で紙に全て書き出し尽くしてみる」→「悩みを問いの形にする」ことを石倉さんが教えてくださったので、まずそこから始めてみようと思う。

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紙に書き出してからの探り方として効果的だと思ったお話に、

・得意なことというのはやってて苦じゃないこと+何とも思わないこと/当たり前になっていること(「好き」基準じゃないんだ!とびっくりした)

・意外と聞いた側はただ質問したいだけだったりすることもあるので、自分の中であまりこねくり回さずに、こねくり回しそうだったら、素直に「質問の意図はなんですか?」と聞いてしまえばいい

この2つのお話が個人的にめちゃくちゃ刺さったので最後に共有したい。

P.S.先週からの、目の前のことに枝葉をつけて考えようが100%実行できているわけではないけれど、イベント前に本の内容にどう問いを立てて臨もう?やイベントが終わってからの考えをどうやってまとめようということに頭をめぐらせていることで、ストレスが軽減されてるのが嬉しい変化です。


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