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役割を終えようとしている双葉に感謝
双葉は、種を植物にするため最初に発芽して、本葉を出して育てていくために栄養を蓄えている。その栄養は茎を伸ばし本葉を増やす。茎や本葉が充分に育ってきたら双葉はその役割を終える。
そんな双葉にスポットを当てたお話。
双葉の一生
(バオバブ・グレゴリーの場合)
7月23日
種から出てきた双葉。
種の中の胚に含まれる栄養を蓄えている。
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7月31日
双葉がしっかりと開き、光と水によって光合成を行い、本葉に栄養を送っている。
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8月31日
茎(幹)と本葉に栄養を送り続けても、まだ緑色をしていて元気そうな双葉。
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9月15日
蓄えていた栄養が少なくなってきて、鮮やかな緑色だった面影が薄くなり、黄変しはじめた双葉。
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9月20日
栄養がかなり減って、黄変が進んでいる双葉。
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9月24日
1枚だけになり張りもなくなって萎れてきた双葉。
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9月25日
黄変がさらに進んでいる双葉。
双葉のおかげもあり、幹の根元は色鉛筆の太さよりも太くなっている。
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9月27日
枯れてきた双葉。
ここまでの姿になっても、まだ幹(茎)としっかり繋がっている。
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ごくわずかに残った自らの栄養を幹(茎)と本葉のために捧げ、自分の役割を完全に終えるまで送り続けようとしてくれているのだろうか。
植物を育てていると成長の様に気を取られがちだけど、その成長を大きく支えているのが双葉。
その健気な双葉の生き様は賞賛に価する。
幹(茎)も伸び、本葉もいっぱい付いた。
もうあなたはその役割を終えてくれていいのよ。
今までありがとう。