山本英子『キミは文学を知らないー小説家・山本兼一とわたしの好きな「文学」のこと』p113より
「そうか、こんなに美しい川のそばで育ったから、東京で川を見にいったのか。わたしは東京暮らしを思い出して「きれいだね。…だから、なんだ」と言った。「川はこーゆーもんや」夫は素っ気なく答えた。それが自慢しているようで、おもしろかった。」
山本英子『キミは文学を知らないー小説家・山本兼一とわたしの好きな「文学」のこと』p113より
写真は夕暮れの大淀川にて
photo いわいあや
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