作家紹介/蟹の親子
『増補版 にき』の著者、蟹の親子さん。『脳のお休み』や『日記集 水筒』など書かれています。
下北沢にある本屋「日記屋 月日」のディレクターでもあります。
日記は2019年の秋頃から書き始められたそう。
『脳のお休み』では、日記を書くことについて、
「意味も考えず、ただ書き置く。すべては残せないと知りながらも日記が続いていくのは、私も松ぼっくりみたいに、暴力的ではない形で自分のことを残しておきたいからだろう。
書く暴力というのもあるけれど。」
と記述しています。
自分のことを残す方法は、いろいろあると思います。
わたしの場合は写真を撮ることかなあ…。
それを他者に見せることは、どういうことなのかな?といつも考えます。
インプットしたものをアウトプットしたい。その欲求・欲望はどんなものにもあると感じます。(食べたら出しますし。)わたしも、あなたも、犬も、木も、土も…。
アウトプットしたものには、なにかしら、他者に影響を与えます。そしてどうやら、それに呼応するように生き物はできているようです。
蟹の親子さんの文章を読んでいると、そのことについて一緒に考えたくなって、まずは書いてみようとわくわくしてきます。自分のこと、残しておきたいのかな?わたしも呼応したいのかもです。
(いわい)
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