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傘の話

今日は大阪弁でいかせてもらうで。

ぼくは雨降りが嫌いやねん。
つーか、傘さすのが嫌いやねん。
で、雨が降ってない時に傘を持って歩くのはもっと嫌いやねん。
だから極力、傘は持たないことにしてる。建物の中とか地下街とか、あるいは雨が止んだあととかに、傘を持って歩くぐらいなら、少しぐらいの小雨に打たれるぐらい屁でもないですわ。
天気予報で「降水確率100%ですー」言うてても、家を出る時に降ってなければ、絶対に傘は待たずに家を出る。
それが数少ないぼくの「ポリシー」と言えるようなもんのひとつです。

ところで、傘を持って歩く姿で、その人の性格とか人間性みたいなもんが見える、と思うんよね。
やたらと振り回して歩いたり、脇差みたいに後に傘を突き出して歩いてるアホがおるでしょ。駅の階段とかで、後に人が歩いてるのに全然お構いナシで、人の顔面に傘を突き出してくるやつね。アホかっちゅーねん。ホンマ。アンタは見えてへんかもしれへんけど、目にブッ刺さるっちゅーねん。ちっさい子どもなんか、ほんまに危ない。
そういう人間って、周りのことを気遣ったりとか絶対にできへんタイプの人間やと思うねん。たぶん仕事もたいしてできへんし、まちがいなくモテへんやろね。

そういうアホを見かけたとき、ぼくは積極的にそいつの背後に近寄って、わざと傘の先っぽを蹴っ飛ばしてやることにしてる。
シパーン!って蹴ったるねん。
で、蹴ると同時に「痛っ」って言うんですわ。そうすると、まあ間違いなく相手は「えっ、あっ、す、すんません」ってなるんよね。
なにしろ相手は思いやりも気遣いもない純粋なアホなので、こうでもしてやらんと学習しません。逆に、一回こういう経験をすると、どんなアホでも多少は「傘の持ち方、気をつけなアカンな」と思うでしょ。
たぶん、ぼくのこの善行のおかげで、アホみたいな傘の持ち方してるアホが、この10年で大阪から100人は減ったと思います。

っていう話を、こないだ知り合いにしたら、「蹴るアンタもたいがいアホやけどな・・・」と呆れられました。
やかましいわ。

はい、失礼しましたー。

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