【限定公開】自分を壊さない生き方⑫
Kindle出版の内容を
マガジン連載で限定公開しています
私が自動車会社を20代で辞めた
経緯を赤裸々に書いています
前後編はマガジンでご覧いただけます
生き方に悩んでいる方に届いたら幸いです
8章 決心
・決心より先に行動
なんだかんだで始めた
副業ですが気づいたら1年続いていました。
この頃はユーチューブの
収益化条件に届いておらず
収入はありませんでした。
私自身もビジネスとして
何としてでも成功させるというより、
まずは継続を第1にして
気楽にやって行こうとのスタンスでした。
副業して2年目の
2023年になり収益が
出てきたので私は開業届を出しました。
この開業届を出したことが
大きなターニングポイントになったと思います。
人は行動していくうちに
決心が固まるものです。
自分で
開業届について
調べ書類を作成し、
役所に提出する。
どんな屋号がいいか、
事業内容はなんて書こうか
など考えました。
この一連のプロレスが
私の独立への決心を固めていったのです。
開業届を出したら
確定申告のための帳簿も
付けないといけないと思いました。
確定申告などは
全く分かっていなかったので、
ここでも自分で調べてみました。
青色申告をすると
控除が多く受けられることが分かったので、
それをするために
確定申告アプリを入れて
帳簿を付け始めました。
こうして軽い気持ちで始めた
副業から独立する道が見えてきたのです。
・宣言すると実現する
ここまで来れば準備万端です。
後は会社を辞めるだけです。
ですがこれは多くの人が
足踏みしてしまう場所でもあります。
独立することで
得るものもあれば、
失うものもあるからです。
それぞれを比較すると
得るもの:自由、時間、自分らしさ、自己決定権
失うもの:安定した収入、社会的信用、厚生年金、福利厚生
私自身失ったもので
一番大きいのは安定した収入です。
会社員であれば有給などで
休んでも毎月一定額が入ってきます。
一方、
副業からの収入は
本業の収入の10%程度で不安定でした。
副業はボーナスもありません。
私は決心出来ずにいました。
本業の半分まで稼げるように
なってから辞めようかな、
いや
本業と同じくらい稼げるように
なってから辞めようかな、
など
答えの無い問の中を彷徨っていました。
しかし、
平日1時間程度しか出来ない副業で
本業の半分まで稼ぐのは困難ですし、
いつ稼げるようになるのか分かりません。
こうして会社を
辞める決断の出来ない日々が
数ヶ月間続きました。
・打って出る
私はここで
『先に行動、後から決心』
作戦を取りました。
開業届を出した時に
気が付いたやり方です。
悩んでいても行動をしていくと
後から徐々に決心が固まっていく方法です。
退職するにあたり
上司面談が必要になるため
そこで読み上げる辞表の手紙を書きました。
今どき手紙を書くなんてと
思われるかもしれません。
私は喋りが上手くなく
体系立てて話すのが苦手です。
新入社員時代に上司から
『何を言っているか分からない』
と言われる程でした。
やり直しの利かない退職面談で
こちらの意図が正確に伝わらないと
円満退社からは程遠くなります。
そのため退職面談の際は
こちらの考えを相手にしっかり伝える必要があります。
退職の手紙は2ページに及びました。
自分の思いを文字にすると決心が強くなってきました。
手紙を書いた後は次の段階です。
社外の友達に退職することを伝えました。
自己完結していた決心を周りにも伝えます。
自分の口から伝えることでより決心が強くなっていきます。
まだこの段階では、
手紙を書いて社外の友達に
伝えただけなので社内の人間は誰一人知りません。
状況的にはまだ引き返せる段階です。
・決まった覚悟
私は会社を辞める決心が出来ていました。
手紙を書いて社外の友達に伝えただけなのに。
あとは上司に面談の予約をし、
退職関係の書類を書くだけでした。
新入社員時代に休職をしたときに
近い将来この会社を辞めると
思い立ってから3年以上経っていました。