わが子のためにできるコト
息子、はじめての大ケガ?
昨日、息子がはじめての大ケガをしてしまいました。。
お店も閉店時間を過ぎて、母と息子が迎えにきて、さて一緒に帰ろうかとなっていた時に、ちょうど道のヘリの段差になっていたトコロに頭をゴツンッ。
額がパックリ割れてしまいドバドバ~と出血。
病院との距離もあったので、慌てて救急車を呼んで、救急外来へ。
脳や体には特に異常がなかったのが幸いだったのですが、額を3針縫う大ケガを負わせてしまいました。。
子供ができると、いずれこういう場面に出くわすんだろうな、、とは思ってはいたものの、いざ出くわしてみると、冷静に対応していたものの、心の中では心臓バクバクでしたね^^;
それ以上に我が子の体にキズを負わせてしまったコトを思うと後悔の念が堪えません。。
遊び回って動き回って、沢山ケガをして、そうして成長していくと分かってはいても、大事に至らないようにしっかりフォローするのが親の責任ですから、「あぁ、あの時なんでもっと早く支えてあげられなかったんだろう、、」とか「そもそも走り回るのをもっと早く制止していれば、、」と思うコトは沢山あります。。
申し訳ないと心の中で思いながら、これからは制止し過ぎず、危ないと思ったらフォローしてあげられるようにならなければっ、、と思いました。
子育てって大変ですね^^;
親としていつも未熟さを痛感してしまいます。
気を取り直して、お店の閉店に至った話
さて、前置きが長くなってしまいましたが、、
私は京都市内でバッグと革製品のお店を営んでおりまして、12年続けてきた実店舗を5月末で閉店します。
お店の閉店に至るまで、1年以上お店を辞めるべきか否か悩んでいた時期がありました。
今まで続けてきた事業を辞める決断に至る理由ってコレひとつでは表しきれない沢山の理由・要素があると思います。
まずはじめに出てくるのが“お金”のコト。
あとは“モチベーション”“やりがい”“年齢”“先行き”“環境”などなど、、。
そのひとつひとつで、いろんな期待と不安が交錯する日々を送っていたのですが、今回は“環境”の話になるのかな?
そんな話をしようと思います。
前置きで書かせて頂いた“我が子”のコトが大いに関わってきます。
環境の変化は、これからのコトを考える上で大切なキッカケになる
私は、28の時にお店をはじめて、30代のほぼすべてをお店に費やして、その中で様々な出会いがあって、2年前に息子を授かりました。
これはヒトによるとは思うのですが、私の場合、子供ができたことによって、生活環境はもちろん、現状やこれからについての価値観が大きく変わりました。
お店(自営)を続けるというコトは、当然良い時もあれば悪い時もあり、ほとんどの自営業者は良い時悪い時のトータルで見てほぼトントン、、というペースで事業を継続されていると思います。
良い時は大きなリターンを得ることができますが、悪い時はリスクをすべて個人で背負わなければいけなく、これは自営業者のメリットでありデメリットである部分だと思っていて、
「自分の責任で営んでいるんだから、継続できなくなったら当然自分の責任。その代わりヒトより大きくリターンを得る可能性だってあるよね。」
というスタンスで営業を続けてきました。
しかし、子供ができて家族を持つ、となると私の場合ハナシが変わってきました。
上記のようなスタンスでは良い時はそりゃ良いんだけれども、悪くなった時、継続できなくなった時は私だけでなく家族にも影響が及んでしまう。
と、、考えるようになりました。
これは生活環境・価値観の変化の大きなキッカケになって、結果お店を辞める決断に至った大きな理由のひとつなのですが、辞めると決断した今になっても、このキッカケは果たして正解だったのか不正解だったのかは分かりません。
「子供ができて家族を支える立場になったのだから、今まで以上に仕事を頑張る。」
「子供ができて家族を支える立場になったのだから、今の環境で良いのか考えてみる。」
私は後者を選びましたが、自営業者としてあるべき行動としては前者の方かもしれませんね^^;
様々変化、時には逆境をモチベーションに変えて事業に邁進していくというのは大きな才能だと思います。
そういう意味では、ここへ来て、事業を推し進めていく決断・覚悟がなかったのは、自営業者としては失格なのかもしれません。。
我が子との20年後のビジョンを達成するために
ただひとつ言えることは、悩みに悩んだ時間の中で、
“我が子との20年後のビジョン”は明確に思い描くことができました。
育っていく過程で、沢山遊んで、色々なコトを学んで健康であって、そして成人して、、
長い長い20年ではありますが、これから我が子と過ごし成長する20年を考えた時に、その時今やっているお店はどうなっている?を自問自答する中で、沢山悩みましたが、お店を閉店を決断する大きなキッカケになりました。
先にも書いたように、お店を続けるコトって良い時もあれば悪い時もあって、悪い状態が続いてどうしても継続できなくなった時は、自分の責任でお店を畳まなくてはいけません。
お店を辞める時に、例えば、どんどん状況が悪化して大きなリスクを負って閉店しなければいけなくなった時のことを考えて、家族に影響が及ばないうちに自分の責任において辞める決断ができたのは私にとっては良いキッカケだったと思っています。
良いキッカケ、、というよりは、続けるにしても辞めるにしてもどういう決断をしたトコロで、決断をした先にしか正解はないんだな、って思えるようになりました。
1年以上悩むって、とっても長い時間だとは思います。
そして決断した先に正解はあるかは分かりませんが、その決断が自分にとってのコタエなので悩んだ時間は今となっては有意義な時間だったと思っています。
最後に
とりとめのない文章を書いているうちに意外と長文になってしまいました^^;
今回書かせて頂いたのはお店の閉店を決断する大きな理由のひとつですが、
それ以外にも沢山の理由・要素がミックスされて決断しましたので、それ以外の理由に関しても、その気があれば書いていこうと思います。
ヨロシクお願い致します。
↑実店舗は閉店してしまいますが、当店の人気商品である“カラーオーダーメイドのできる革小物シリーズ”はオンラインショップにて販売継続しますので併せてヨロシクお願いします。