![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57898042/rectangle_large_type_2_f567a5604c117c6be48e3eebbf300f32.png?width=1200)
JW24 孔舎衛坂の戦い
【神武東征編】EP24 孔舎衛坂の戦い
河内国(かわち・のくに)の草香村(くさかむら)にある青雲(あおくも)の白肩津(しらかたつ)に上陸した、狭野尊(さの・のみこと)(以下、サノ)一行。
![白肩津](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57891397/picture_pc_c3baaaa69a5e232b72a2fb4835eec87d.png?width=1200)
中(なか)つ国(くに)に入るため、斥候(せっこう:探索部隊のこと)を出して、いろいろ地形を調べることにした。
斥候役には、筋肉隆々の日臣命(ひのおみ・のみこと)が就任した。
そして、数日後、務めを果たし、無事に帰還したのであった。
日臣(ひのおみ)「斥候から戻ってきたじ!」
サノ「御苦労じゃった。それで、如何であった?」
日臣(ひのおみ)「南の方に竜田(たつた)というところがあるんですが、そこなら、比較的、楽に行けるんやないかち、思うちょります。」
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57891965/picture_pc_4242c0094b7f108f262f9a6d3ac870b8.png?width=1200)
サノ「竜田か・・・。現在の奈良県南部の方から入るわけじゃな・・・。」
紀元前663年4月9日、一行は竜田に向かった。
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57892158/picture_pc_a9305de38aab95418e5a73c089a6ee43.png?width=1200)
しかし、道は狭く、険しく、並んで歩くことも困難な道であった。
ここで、小柄な剣根(つるぎね)がツッコミを入れた。
剣根(つるぎね)「全然、駄目ではないか! 日臣よ。どこが楽なのじゃ!」
日臣(ひのおみ)「わしのせいじゃないっちゃ。作者の陰謀っちゃ。」
こうして、一行は、再び白肩津に戻ったのであった。
![戻った](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57892244/picture_pc_e3c64d797079b379c4101fba313e6d19.png?width=1200)
サノ「やはり、胆駒山(いこまのやま)を越えねばならぬか・・・。」
ここで、剣根の弟、五十手美(いそてみ)(以下、イソ)と長兄の彦五瀬命(ひこいつせ・のみこと)(以下、イツセ)が会話に加わった。
イソ「胆駒山(いこまのやま)・・・今の生駒山(いこまやま)にござりまするな。」
イツセ「嫌な予感がする。」
サノ「どうなされました? 兄上?」
イツセ「いやっ・・・何でもない。行くぞっ!」
一行が山を登っていた時、事件は起こった。
ここから先は
¥ 100
Amazonギフトカード5,000円分が当たる
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?