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栄冠は君に輝く。

毎年のように耳にしていたのに
きちんとした歌詞を今日、初めて知った。
結構、野球の歌だなと。
そして、勝者も敗者も
讃えている。
栄冠とは
勝者が必ずしも手にするものではないのかもしれない。
ひょっとしたら
敗者にも
栄冠は
輝いている
そう感じた。

それは全力のプレーが
一生懸命な姿が
他者の心を揺さぶり
陳腐な言葉になるが
『感動』を与えてくれたから。
その姿に
勝者も敗者もないだろう。




今日の『エール』は
神回と言われている。
あまり神回という言葉は好きではないが
間違いなく『エール』という作品の中で
一番の見せ場だったと思う。



甲子園は
1チームだけ
負けを知らずに終わる。



そんな舞台で流れる
『栄冠は君に輝く』は
勝ち続ける勝者だけの歌ではなく
どん底を経験した人達が作ったのだ。


勝ち続ける人生とは正反対。
だからこそ勝ち続ける人の何倍もいる
負けを知っている人達の心に残る。



ドラマの中では携わった全員が
どん底を経験していた。
実際はよくわからない。



古関裕而さんは実際にはブランクはなく
戦後も曲を作っていたし

伊藤久男さんは戦時歌謡を多く歌った責任感から
疎開先に引きこもり酒に溺れ
再起不能とも言われたそうだ。(Wikipediaより)
作中に登場する『夜更けの街』も歌っている。
他にも色々歌われているので
この頃には立ち直っていたのだと思う。
引きこもって酒に溺れていたのなら
どん底を見ているのかもしれない。


作詞の方は言うまでもなく
野球を諦めざるをえなかったので
これからの若者の為にと書いた詞だ。



どの歌にも色々な誕生秘話もあり
携わった方達の数だけ
物語があるだろう。



そんな中
今回は『栄冠は君に輝く』について
色々と知ることが出来た。



来年は甲子園で
高校球児と共に
この歌が聴けることを
楽しみにしている。




最後に。
窪田正孝さん、山崎育三郎さんの
セリフのキャッチボールが
心打たれました。


そして、山崎育三郎さん。
『栄冠は君に輝く』をあんなに素晴らしく
歌い上げて下さってありがとうございました。
歌詞が響いてきました。



あまり使いたくないけど……
神回でした。

録画は消さずにおいていきます。

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✿菊奴✿
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