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GWにちなんで、働く人の休日・休暇について考える

こんにちは。女性向け再就職コンサルタントきくりんです。
初めましての方はこちらをご覧ください。

GWが始まったということで、今日は働く人の休暇について考えてみたいと思います。(世間はGWですが、その間も働いてくださっている方に感謝しつつ…🙇‍♀️)再就職、転職する方などにお役立ていただければと願いつつ…。

1.休日と休暇

私の職場では、休日はカレンダー通り。従って、5月1日と2日は働く義務のある日です。ただ、年次有給休暇の「計画的付与」(会社と従業員が話し合い、あらかじめ会社全体・部署ごと・一定のルールを決めて交代・などの方法で、先に休暇の日を決めて取る仕組みです)全員有給休暇となり、結果的に9連休です。

土日と祝日は、もともと働く義務がない日。これが「休日」です。それに対し、もともと平日だった5月1日と2日は本来働く義務があった日ですが、職場が労働義務を免除した日。これが「休暇」です。

休暇には、法律で定められた年次有給休暇のようなものと、会社独自に定めた慶弔休暇などがあります。さらに、給与の支給がある(有給)ものとない(無給)ものがあります。

2.休日の決まり方

皆さんの会社、あるいは以前働いていた会社は週休2日制でしょうか。また、祝日やいわゆる”振替休日”は休みになりますか?休日がシフト制で決まり、曜日が決まっていないという方もいらっしゃるでしょう。

求人を見るとき、気をつけていただきたい点があります。「週休2日制」は、月1回以上週に2日休みがあることを指します。従って、そのほかの週は1日しか休みがないかもしれません。

毎週必ず2日休みがある場合は「完全週休2日制」といいます。昨年厚生労働省が行った「就労条件総合調査」によると、完全週休2日制の会社は全体の半分弱。大企業ほど割合が高くなっています。月1回以上週休2日の会社まで含めると、85%を超えてきます。

働く人の数でいうと、完全週休2日制が適用されている人は全体の6割弱。やはり大企業ほど割合が高くなっています。

シフト制の場合、1日8時間の会社だと、少なくとも月9日は休日が必要になります(うるう年以外の2月のみ8日でもOK)。

3.休日数

同じ調査で、1企業平均の年間休日数は107.0日。祝日をカウントせず完全週休2日制だと、休日数は104日になりますから、それに年始の休日を加えたくらいの日数ということになります。

産業別だと、情報通信業や金融業・保険業の休日数が多くなっています。

4.年次有給休暇

同じ調査で、取得率は平均で58.3%。働き方改革の法改正で、会社が年5日有給休暇を取らせることが義務付けられたことも、取得率の上昇に一役買ったようです。

業種でみると、複合サービス事業、電気・ガス・熱供給・水道業の取得率が高くなっています。

別の調査で、働く人に有給休暇が取りやすくなったかどうかを尋ねた結果では、約半数が「取りやすくなった」と回答しています。その理由としては、法改正もありますが、「会社や上司などからの年休取得への積極的な働きかけ」、「自分で積極的に取得するよう心掛けた」、「仕事の内容、進め方の見直し(仕事の効率化等)」、「年休取得のための目標設定(取得率、取得日数等)」、「年休の計画的付与制度の導入・定着」などが挙がっています。

皆さんは、どのくらい有給休暇を取っていますか?また、休暇は取りやすくなっていますか?

5.まとめ

休日や休暇について、調査結果をご紹介してきました。これから再就職や転職を考える方にも、休日や休暇はしっかりチェックしたいポイントだと思います。求人を探すときのヒントになれば幸いです。




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