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「遊び相手を卒業していきたい」 実習8日目 デュッセルドルフ森の幼稚園 20230914


・6時40分:起床

・7時:準備完了&出発

今日も気温は低め☟



・8時:準備。移動。

・9時40分:到着。フローリアンとファリーナに、「10時近いから朝食をとるの?」って聞いたら、時間をずらすという事だった。

ルイスがかくれんぼに誘ってきたので、かくれんぼをする。アーノック、エマ、デリア、エリアンも参加してくる。

エダが「髪留めを無くした」って報告してきたので、髪留めを探してあげる。

・10時30分:朝食。朝食後は、読み聞かせ。ルイス、エマ、デリア、エリアンが聞く。

・11時50分:バウバーゲンへ帰る。帰りながらフローリアンと話す。

①エダが髪留めを無くしたのは、エダの自己責任だから、一緒に探さなくていい。

②子どもの遊び相手になり過ぎると、大人として叱ったり規則を教えたりする場面で、子ども達がいう事を聞かなくなることがあるから、距離を取った方が良い。

③キーくんは既に子ども達との関係性は取れてるから、もう少し子ども達と離れても大丈夫。日本人の文化かもしれないが、「Nein(No)」をはっきり言うように心がけてほしい。

という3点が主に印象に残ったこと。


①に関しては、「そこで自己責任という言葉を使うのね」と、自分の中では異文化体験だった。自分としては助けたいと思ったから、探してあげただけだけど…

まぁ、でもたしかに、エダは「失くした」って報告してきた後に、一緒に探したけど、ちょっとした後にレニと「失くした。」って会話し始めて、探さんくなったからな…

「お前の自己責任や」って言って突っぱねて、「そんなに大切なら、普段からきちんと大切にしとけ」って言った方が良いかもなとは思った。

あと、森で落としたら見つかるわけないし…笑


②に関しては、もちろんそういう場合もあることは理解できるが、個人的には、他の先生方は、子どもと距離を取り過ぎて、子どもが気軽に話しかけない場面を多く見てきた。

その為に、子ども達が1回自分に質問してきて、その質問内容を他の先生に伝えるという事が何回もある。子ども達からしてみれば、自分とは話しやすいと思ってもらえていることは嬉しい。

あんまり他人と遊ばないエマ、ラファエル、ルイスは、自分とだったら一緒に遊ぶのだが…。今日のラファエルは、移動中に木の棒でつついてきてくれたし、帰りは一緒に手を繋いで歩いて帰った!!!遊び場にいる時も、声がめっちゃ小さかったけど、なんか色々と話してくれたし‥‥笑

言う事を聞かないという場面は、今のところ遭遇してないんですけどね…笑

個人的には大人同士で会話をしていて、子ども達の「見て!」とかを無視しているのが気になるところではあるが…

「自分を愛する心」を育むことにおいて、他人に無視されるのって、幼少期では辛いことやと思うんだけど…

なので、個人的には、子ども達の「見て!」には出来るだけ反応してあげたり、何かしている様子に対しては「良いね!」とかのコメントをするようにはしている。

「子ども同士を遊ばせる」のが大事みたいな考えも分かるが、「大人からの承認」だって、同じように大切ではないか?ベンチに座って話してるのってどうなんでしょうね?


③に関しては、直接的に「Nein!」と伝えると、子ども達が傷つく可能性もあるから、「~のことは好きだよ。一緒に遊びたいとも思ってる。ただ今は休憩がしたいんだ。」みたいな感じで言うのもアリかもとは言われた。

個人的には「ルイス」が問題なんだよな。ルイスは僕としか遊びたがらないんですよ。他の子どもと一緒に遊ぼうとしないし、僕と二人っきりで遊んでると機嫌が良いけど、他の子ども達が仲間に入れてって寄ってくると機嫌が悪くなるって感じ。

自分がフローリアンとかと話してて、ルイスにかまってやれない時は、1人なんですよね。

で、ルイスと遊んでると、ルイスは指示を出したがりタイプなので、結構自分の言う事を聞いてくれる人を求めてるって感じ。自分があまり「Nein」を言わなかったので、遊びやすかったのはあると思う。なので、いざ他の子どもと遊ぶとなると、意見の食い違いがルイスとその子の間で起きた時に、なかなか問題解決が出来ないって感じ。

おそらく、ルイスの成長にとっては、自分と遊ばなくなるように仕向けた方が良いんですよね。それがルイスの為になるというか、コッチがルイスに合わせてしまったら、ルイスの成長が止まってしまうという状況だと思う。

エマとラファエルは完全に1人の世界にいるっていう感じなので、自分と遊ぶのは良いことだと思うけど、ルイスは遊びたい欲が「キーくん」に向かっていて、「他の子ども達」に向かっていないところが改善点かなと思う。自分はルイスのこれからの人生において、両親みたく一緒にいれるわけではないので、「キーくんに依存する」より「他の子どもと遊べる能力」を身につけてもらいたいなと思う。それがルイスの将来の為になると思うから。


・12時30分:昼食準備、30分休憩。

・13時:昼食。昼食後にエナとフローリアンと雑談。

持ってきた「一寸法師」の絵本について2点言われた。


①出てくる鬼が怖くて、怖がる子ども達がいる。(エマは怖がってたのは事実。)(ただ、「怖がって何が悪いねん!」とは思うけどな!嫌なら見なければ良い話やろ?)



②一寸法師が暴力を振るうのは良くない。ドイツの子どもの本は暴力の描写は有り得ない。



以上の2点より、一寸法師の絵本はこの森の幼稚園の読み聞かせの本としてはそぐわないと判断…

いやね、話をしていた時は「文化の違いですね~」みたいな感じで表面上は取り繕ってたけど、まさか「暴力の描写がアカン」と言われるとは予想だにせんかったわ…笑


ドイツってそんなもんなんすかね?
それともここの先生が敏感過ぎるんですかね?


今日の昼の時間はずっとエナとフローリアンと雑談してました。

たぶん、日本の幼稚園じゃ考えられない感じだと思います…

まぁ、取り敢えずは郷に入れば郷に従え的な感じでやろうとは思ってます。別に悪い評価をもらったり、関係性が悪いという訳ではないので、こっちのやり方に慣れるように、上手く順応していきたいっていう感じ。

当面は、遊び場に着いたら、子ども達の遊びのパートナー(鬼ごっこやかくれんぼ)にはならないようにしたいと思う。朝の会が始まる前の時間や移動中は子ども達としっかりコミュニケーションは取っていこうと思う。お絵描きや読み聞かせは先生としての仕事になるので、頻繁にやっていきたいと思うし、他にいろんな遊びを作り出していきたい(クイズとか迷路を作りたいなって思ってる)。で、なるべくは先生同士と会話した方が良いみたいな感じなので、ひとまずはそっちに力を入れてやってみることにします。

せっかくBFDとして雇ってくれたので、この森の幼稚園に貢献したいっていう気持ちはあるし、雑談していてフローリアンが、「BFD終わった後の職業訓練はここで続けてやっても良いんじゃね?」みたいなことを言ってくれたので、まぁ、自分の考えは色々とあるけど、ひとまずは、この森の幼稚園に貢献する為にはどうすべきかを考えながら行動していきたいと思う。


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