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誰かのジョーシキはきっと誰かの非常識
先日、一部で噂の⁉︎マンサンダルのワークショップに参加してきた。
見出し写真は参加者それぞれ出来立てのマンサンダルを履いて撮ったもの。サンダルを履いていない、裸足の立派な足は、発案者の坂田満さんことマンさんのもの。
また違う切り口でInstagramにも書いたけど、このサンダル、面白い!
早速履いて農産物配達の仕事で、とある農協の直売所に行ったら他に納品に来ていたおばちゃんにいきなり話しかけられた。「裸足なの?朝に比べて寒くなってきたで寒くない?足元大丈夫かや?」
信州北部、4月の終わり。例年よりあたたかいとはいえ時折、寒い風が吹く日もある。
「意外と大丈夫なんですよ、足はあったかいですよ」わたしは言った。そう、案外寒くない(その日の気温は最低6°C, 最高22°C位)。むしろ朝は足があたたかいな、と感じて起きた。まぁ、真冬の気温マイナスの日や、雪の日は履けないかもしれないけど。
マンさんいわく「マンサンダルは裸足に目覚めるための感覚トレーニングギア的なもの」ということでマンサンダルをガンガン売りたい、というよりもマンサンダルをきっかけに裸足から野生感覚、自然であることに目覚めてほしい、と考えているようだ。ここはかなーり共感。
そして、ふと思い出した、世の中には「冷えとり健康法」というのがあることを。これは、足元は最低4枚の靴下重ねばきにさらにカバーソックス。上半身にいくにつれて薄着…頭寒足熱という東洋医学?に沿った健康法。一定の実践者がいて、知人にも癌が治ったときいたような気がするけれど…(わたしも少しだけやっていたけど靴下重ねばきで持っていた靴は履けないし面倒で続かなかった)
冷えとり健康法は、「裸足になって皮膚感覚を大事にする、目覚めさせる」というマンさんの発想とは真逆だ。靴下の重ねばきで足元をあたためるけど、それによって足裏の感覚は損なわれ、サイズが大きめの少し厚底靴を履くからさらに大地から離れる気がする。
冷えとりか裸足か…
どちらが正しいか、ではない。どっちが自分にとってしっくりくるか、なのかもしれない。
身体を温めることから関連して、話は少しそれるけど、イギリスでは熱を出したとき体温を下げるためにプールに入る、ときいたことがある。アングロサクソン系はたしかに体温が元々高いだろうからあり得る話だ。日本だったら熱が出たらまず、布団にくるまる。高熱なら頭を氷で冷やすかもしれないけど(今はアイスノンか)プールに入るなんてもってのほかだ。とはいえ、もしかしたら、違うどこかや違う時代なら、熱が出たら呪術師がおまじないしているのかもしれない。
つまり、ところ変われば「誰かのジョーシキは、誰かの非常識」なのかもしれない。そして「何でなくちゃいけない、何々すべき」なんてないよね?何かでなくちゃいけない、ってとっても不自由じゃない?
だったら、それらの「枠」や「縛るもの」から自由でいようよ。
あなたのジョーシキはなんですか?きっとそれは誰かにとっての非常識かもしれない。
こんなことまで気づかせてくれた「はだし革命」マンサンダル。この先に見えてくる、感じるものがなんだかとっても楽しみになってきた!
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