0921|世界はハンカチのよう
今日もイベント出店、地元の物産を扱っているお店で販売のお手伝い。この仕事で好きなのは、いろんなところから来たお客様と一期一会でお話しできる機会があること。中でも地元の日本酒をおすすめして試飲してもらいながらおしゃべりすること。もちろん、楽しくお話ししていたら結果(売上げ)もついてくる。
「へぇ、日本酒の試飲があるんだ。僕は運転があるから仲間に飲んでもらうね」そう言ったお兄さんが連れてきたうちのひとりは、よくインドに行っているというシルバージュエリーのアーティストだそうで。わたしがいつも、今日もつけていた指輪をつくっているリオちゃんもインド・ネパール←→日本を往復しているジュエリーアーティスト。
もしかして?とおもって、最後に連絡先交換したらやっぱり共通の友人だった。「世間は狭いね」と、みんなで写真を撮ることにしたのが見出し写真。
「世界はハンカチのよう」というのはスペインのことわざ。つまり、世界はハンカチのように小さく、狭い、イッツア・スモールワールドということ。
いつも、カナダ・アルバータ州の素晴らしい大自然やそこで過ごす家族の写真を送ってくれる友人がいる。彼とは新宿駅の高速バス停で出会った。バス待ちの列のわたしの目の前、カラビナがついたバックパックを背負ってアウトドアしっかりやってるかんじの人がなんだか気になった。「あの、クライマーかなんかですか?」唐突に話しかけた。逆ナン?
「カナダから一時帰国したところなんすよ〜、そちらは?」そんな感じで会話は続いたように覚えてる。さらにお互いのことを話したら、なんと熊野に共通の年上の尊敬する友人がいることがわかって、さっきまでの空気が一瞬にして和ぎ、一気に心理的な距離が縮まった。
世間はほんとうに狭い。けれどそれに気がつくのも自分の最初の一歩、ちょっとした声がけや行動から。オープンであること。それからやっぱり、「ふと」や「思いつき」に敏感であること。