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発酵がビッグビジネスになる?

最近、「発酵に対して世界で巨額マネーが動き出す理由」というネット記事を見ました。
世界で巨額マネーが動く? どういうこと?
お酢、発酵に長く関わってきた私としては見逃せない。
さっそく読んでみました。
 
近い将来、世界で食糧不足が問題になるらしい。
この食糧不足というのは、人間の生命を維持する上で一番重要なタンパク質が不足するということ。「タンパク質クライシス」というらしいです。肉や魚だけじゃなく豆類も食べられなくなる危機です。
日本で暮らしていると、なかなか実感できないことですが、世界の人口増加や途上国の深刻な格差で食べることができない人たちが増えている事実は、TVなどで知ることができます。

その解決方法として世界の企業が取り組んでいるのが、「発酵」を使ってタンパク質を作ることです。「タンパク質クライシス」に世界の研究者がどう対応していくか、企業がどのようなビジネスとして捉え動いているかが書かれていました。
実際に、アメリカのある企業は牛乳を使用しないアイスクリームを販売しています。
さらに、乳タンパク質の代替となるタンパク質を「精密発酵」で生産する技術を研究し、デンマークに世界最大規模の精密発酵工場の建設を計画している、などなど。
ビーガンの人たちには朗報かもしれませんね。
 
どれくらいタンパク質が足りなくなるのは記事には正確には書いていませんが、微生物を利用した発酵食品の開発、肉や魚に変わる「代替タンパク質」の市場規模は、2030年には3兆円を超えるとも言われています。
なんともすごい話ですねぇ。
 
私たちが健康や美容など、美しく健やかに生きるためにお酢や発酵食品を開発し提供している世界とは別次元の話に聞こえます。
 
発酵で代替タンパク質を大量に製造することは近未来に来ると言われている世界の食糧不足を解決ための方法として理解しましたが、
栄養補給だけでなく、ぜひ美味しく食べることができるタンパク質の食品を開発して欲しいと願います。
 
私たちが行なっているのは、健康で美しく生きるためにお酢や発酵食品を作り提供することです。
これは、食糧不足解決のその先、「人はどう生きるか」につながるところだと思っています。

世界で取り組んでいる「代替えタンパク質」の開発と、
私たちの「健康で美しく生きる」活動が両輪となって、
「人はどう生きるか」を実現できる世界になることを願っています。
 
・引用した記事の全文は「東洋経済ON LINE」で読めます
https://toyokeizai.net/articles/-/736986
 
・京都ビネガースクール
https://www.kyoto-vinegarschool.com/product/
 
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