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菊池の100冊・その6 聊斎志異 蒲松齢
菊池の読書は好きな本を何回しつこく読む系で、本はよく読みますがあまり買わないタイプです。なので、あの作家は・・・・とか、あの作品は・・・とかのうんちく合戦ができないので本の話は基本しませんが、以前どんな本を読んでるかでこの前話したら、すごい受けて、おすすめの100冊を教えてくれ!と言われたことがあったのです。
コロナコロナでなんか、面白くないので適宜、意味なく紹介していきます。基本的にビジネス書読まないので、そこらへんにはすぐには役に立ちません。でも、こんな時間がるときにぴったりな本ばかりですよ。
最近良く見るチェーンメールみたいな本の紹介とは別の流れです(笑)
■ その6 聊斎志異 蒲松齢
有名な中国の怪談本。清のはじめの1600年代に作者が民間伝承などを参考に創作したものと言われています。結構昔から日本にも入っている本で、落語や昔話など、聊斎志異が下敷きになってるものが多いので、これを読んでおくと、「あ、これの元ネタはあれだな」と解って面白いですよ。
やけに、鬼(幽霊)と狐が出てきて、ほぼ全てに美人が出てきて懇ろになるなど、怪談と言うか、人間物語的な要素が多くて、これはこれで面白い。
上下あわせて1000ページの本ですが、読みやすく、
頭をあまり使わないので、こういう鬱々とするときにはぴったりな本です。
■ 本の解説
全篇ことごとく神仙、狐、鬼、化け物、不思議な人間に関する話。中国・清初の作家蒲松齢(1640‐1715)が民間伝承から取材豊かな空想力と古典籍の教養を駆使した巧みな構成で、
怪異の世界と人間の世界を交錯させながら写実的な小説にまさる「人間性」を見事に表現した中国怪異小説の傑作。今回、92篇を精選して新訳。
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