前を見つめるということ
今日は早起きをして、8時過ぎに体育館へ行った。
昨日、本当に久しぶりに「明日が早く来てほしい」と思った。明日が楽しみだと思えた。早くシルホイールに乗りたいと思った。
こうやって文章を書くことで、誰かのブログや本を読むことで、その人の物の見方や経験を追体験できる。
だからここに、私自身のありのままを書こうと思う。
ここ二か月くらい、私はずっとうつ状態だった。
病気のこと。将来の不安やプレッシャー。仕事のこと。夏の発表会のこと。
悩みを一人で抱えて、周りにうまく頼れず、心も体も休まらない。そんな生活が続いていた。発表会が終わった7月の末には、全く動けなくなっていた。感情が湧かなくなって、生きている価値がない、自分は無力だ、そんな考えがついて離れなくなっていた。
昨年の末と今年の初めに、病気で体調を崩した。本当は悔しくて仕方がなかった。練習ができないこと。体調が思うように維持できないこと。病気は気の持ちようではどうにもできないのに、分かっていたはずなのに、弱さを抱えている自分を受け入れられなくて、体調を崩す自分を責めていた。
病院にも通っているけれど、今もすべてが整理できているわけではない。
宮城に帰って、弱さに向き合う時間を持とうと思っている。
物事は一つずつ整理していけばいい。
糸が絡まったのなら時間をかけてほどけばいい。
きっとそうだよね。
Funny Bonesのケーボーさんがシルホイールを練習しにサーカス学校へいらっしゃっていた。ケーボーさんとは、一昨年の北海道東神楽町での公演以来にお会いした。昨日、サーカス学校のOBの方も集まる飲みの場でケーボーさんの面白い話を聞いていると、自分の抱えていた暗い気持ちがいつの間にかどこかへ消えていた。
「明日の午前、体育館においで。」出会った人はみんなファミリーだと思ってる、明日Funny BonesのTシャツをあげるから。帰り際にそう声をかけてくださった。
今日の10時過ぎくらいから、ベーシックの乗り方をケーボーさんにお教えしていた。
体育館にいても、もう不安な気持ちに押しつぶされそうになることはない。
たくさん泣いたぶん、たくさん笑える日がある
死ななくて、生きていて、よかった。
いつかに目にしたこの言葉の意味を、今深く感じている。
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