カメラ初心者だった自分が急激に上達した4つの行動
こんにちは。
写真を始めてからそろそろ歴9年目になります。
今はプロカメラマンとして仕事しています。
とはいえ、カメラを買ってから正直最初の3年くらいはあまり真剣にやってこなかったので、全く成長がありませんでした。
ただ闇雲にカメラをぶん回してるだけで、どうすれば上手くなるのかを深く考えずに撮ってたからだと思います。
そんな自分が歴4年目にして写真に急激にハマり、自分でも分かるほどの成長をしました。
一体何をしたのか。
自分を振り返る意味でもまとめてみました。
初心者の方、スランプ気味の中級者の方に少しでも参考になれば嬉しいです。
①思い切ってズームレンズから単焦点に変えた
カメラを買ってからは3年間はレンズキットの暗いズームレンズを使っていました。単にお金がなかったという理由と単焦点について深く理解していなかったのです。
「ズームできないなんて不便だ」
「単焦点レンズは上級者向け」
こんな偏見で単焦点を避けていました。
そんなある日、写真仲間が使わなくなった50mmの単焦点を破格で譲ってくれるという話になり「まぁその値段なら・・・」ということでいきなり単焦点デビュー。
単焦点の良さを全く知らなかった自分はここで一眼レフのスゴさを知りました(歴3年目にして)
「なんだこれ、すげぇ!プロみたい!」
「めっちゃ画質いいし、ボケる!おもしれー」
今までの写真が何だったんだというくらい、素敵な写真が簡単に撮れるようになりました。
3年間ズームレンズを使ってきて常々感じていたことは、スマホとの差をあまり感じなかったことです。
暗いレンズではボケが作りにくい=パンフォーカスのスマホ、コンデジと画的にはそんなに変わらない
このせいで、一眼レフのポテンシャルのポの字も知らないまま使い続けてきたという事実を知ります。
単焦点にしてから、自分の撮りたいイメージをより忠実に再現できるようになり一気に成長するキッカケになりました。
簡単にいえば、表現の幅がかなり広がります。確実に。
②レタッチを付属ソフトからLightroomに乗り換えた
私の最初のカメラは「Canon EOS Kiss X5」でした。
そのため付属ソフトはDPPこと「Digital Photo Professional」
なんだかんだ3年くらい使いました。
Lightroomの存在を知らずにひたすらDPPを使っていました。
これが、ダメだった・・・
写真は撮影も大事ですが、レタッチ技術も同じくらい大切です。
https://syashintetyo.com/?p=464
Lightroomは編集の自由度が高く、殆ど思い通りに作品を仕上げることができます。
DPPも最低限は使えますが制約があり、細かな編集には向いていません。
色の補正、明るさの補正、歪み補正 etc...
有料だけあって何においても上位互換です。使わない理由はありません。
写真編集を制する者は写真を制す!
です。
③写真集、写真展、SNSを見て人の写真をひたすらインプットした
そもそも独学で突っ走ってたので、あまりにも写真の世界を知らなさすぎたのが問題でした。
そこで、他人の作品を見る習慣をつけました。
暇さえあれば開催中の写真展に行き、本屋で写真集をひたすら見て1日終えたり、インスタを始めて写真表現の広さを知るなど。
今はルーティンのようになってきていますが、当時は熱量が圧倒的に違いました。
このおかげか、好きな作家ができたり写真家の名前を少しずつ覚えることができました。
漠然と撮り続けるのではなく、最初は目標となる自分の好きな写真家を見つけたり、撮りたいイメージを自分の中で少しでも整理することが上達の近道だと実感しました。
自分の世界観が定まらないうちは、最初は誰かのモノマネをお勧めします。
後々オリジナルティを出していけばいいだけなので
まさに「見て学ぶ」
センス=圧倒的な経験や知識から生まれるもの
と気付かされました。
④バカ真面目に撮るのをやめた
カメラの教科書にはこう書いてあります。
「脇はしっかり締めて、ピンはしっかり合わせよう!」
「良い構図とは黄金比がうんちゃらかんちゃら〜...」
「日の丸構図はやめよう!」
などなど。写真の基本ではありますので正しいことは確かです。
が、いつまでもこれを守っていたら自分だけの写真表現を実現できません。量産型の見たことある平凡な綺麗な写真が出来上がります。
写真がうまい(上手)=良い写真
ではありません。混同されることが多いですが。
例えば観光パンフレットの写真はとても綺麗で誰もが上手!
と思う写真だとは思います。
じゃあ、写真を勉強してこれを目標にしたいかという話です。
勿論、人によるとは思いますが・・・
・画的には普通だけどとても綺麗に撮られた写真
・撮り方は粗いけど見たことない魅力的な写真
あるがままを写した記録的な写真と現代アート的な芸術写真
全く見た目は違えど、同じ写真というジャンルです。
写真に本来教科書はなく自分が想像するイメージをいかに表現できるかが鍵になってきます。
私は教科書の呪縛から抜け、自由な撮り方で撮るスタイルに変更したことで個人的に大きく成長できたと思います。
ファッションで言う、着崩しや抜け感と似たようなもので襟の第一ボタンまでキッチリ着る必要はないのです。
他人に否定されても折れずに自分を信じて個性をガンガン出していきましょう。
なんだかんだ撮り続けることと日々の探究心が大事
他にも
・展示を行ってみた。
・写真集を作ってみた。
・写真をSNSにアップしてみた。
・APS-Cからフルサイズに乗り換えた。
・コンペやフォトコンに応募した。
・写真以外の趣味も増やした。
などなど細かいことはしましたが、これらよりも各章の4つの行動が成長としては一番大きかったように思います。
最短で上達したい場合はまずはこれらのことから意識していくと効率よく成長できるかと思います。
ではまた!
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