見出し画像

ソニー元社長兼CEO 平井一夫さんから学んだ、「言い負かすこと」の無意味さ

このたび、ソニー元社長兼CEOの平井一夫さんにお会いする機会をいただきました。昨年、東京都主催のこどもスマイルムーブメント「中学生リポーター」のワークショップに参加したメンバーが、この企画の集大成として、平井さんにインタビューするという会が催されたのです。

私は、この会の進行役を担当。ワークショップの講師を務めたご縁でのご依頼で、光栄としか言いようがない貴重な体験をさせていただきました。進行役でありながら、平井さんの熱意あるメッセージに、私自身が胸を打たれ深く聴き入ってしまったほどです。

平井さんは、現在、子どもたちの未来創造のきっかけとなる感動体験を提供する「一般社団法人プロジェクト希望(以下、Project KIBO)」の代表理事を務めていらっしゃいます。そして、こどもスマイルムーブメントのアンバサダーでもあります。中学生リポーターは、平井さんの活動についてや、自分たちが参画企業や団体への取材を通して感じたことをもとに質問を考え、インタビューを行いました。

インタビューの詳細は、以下のサイトでぜひお読みいただきたいのですが、

平井さんのお話のなかで、私が個人的に最も心に残ったものは、次の言葉です。
「対話をすることが大切なのです。でも、たまにはどうしても意見が合わないなんてことがあるでしょう。そんなときは、『意見が合わないこと』に合意してください。意見が合わないときに、言い負かすことは意味がありません。世の中でたくさんの争いが起きていますが、争うのではなく『合意しないことに合意すべき』だと思います。そうすることでお互いが尊敬しあえる関係になれます。そんな関係があふれる世の中になっていくといいですね」
(※こどもスマイルムーブメントHPより抜粋)

インタビューの時間が終わり、写真撮影のセッティングまでに少し時間があった際、平井さんはご自身から中学生たちのほうへ近づかれ、みんなの気持ちをほぐして下さいました。なかなかお会いすることができない、“雲の上の存在”の平井さんの、含蓄のあるお言葉や、周りに緊張感を与えない柔らかな物腰を通して、中学生は多くのことを学ばせてもらいました。もちろん、子どもたちだけでなく、その場にいた大人たちも同様に。

今回の会の前後に渡って、私はこちらの3冊の本を読みました。どの本も読むうちにどんどん引き込まれ、読後も興奮冷めやらず。これは、ちょっと、ぼんやりしていられない! 私も何かやらねば! と、胸が高鳴ったものです。新たな刺激や出会いをいただける、この仕事。本当に、ありがたい限りです。


#平井一夫さん #ソニー #ソニー元社長兼CEO #東京都 #東京都こどもスマイルムーブメント #中学生リポーター #こども記者 #中学生向け体験型ワークショップ #ソニー再生 #仕事を人生の目的にするな #ソニー復興の劇薬 #読書 #読書メモ #本





いいなと思ったら応援しよう!