自分に負けたくない。
先日母親の病院の付添いで、病院に行ってきました。
お会計が終わるまでに時間があったので
母親と雑談をしていました。その時ふと母親に
過去の話をしました。
あなたの子供たち3姉妹とも、あなたにストレスをぶつけられて
「どれだけ辛かったと思うよ?あなたがそんな人間だから長女は逃げていったんだ。」と話すと
義母が私を虐めてきたからだ。というので
自分が嫌な思いをしたら、子供にストレスをぶつけてもよいの?
と問いだすと、「そうではない。そうするつもりはなかったけどそうなってしまった。ごめん。」
と言った。1年程前のも同じような感じで質問したことがあったけど、聞き耳持たず。だった。
でも、今回は謝ってきた。やっと私たち子供に謝罪した。
心のモヤモヤが晴れてきたのと、涙が溢れてきました。
「生まれ変わったら子供たちに優しい人間になる。
そして自分もまあるい人間になって、やり直したい。」
といってきた。もう泣けて泣けて…
認知症の母親にはこの内容の信憑性はどの位なのか?は
わかりませんが、本当に心から、介護をして良かったと思いました。
長女のように逃げるという選択もあるけど
逃げなくて良かった。
親に勝たなくてもよくて、自分に勝ったように思えた。
母親のような人間になりたくない。という
自分の強い気持ちが実ったような気がしました。
介護も悪いことばかりではないんですね。
人間を成長させてくれます。
今は母親の事を許すことは出来ないけど
自分を許すことができました。
完璧な人間なんていない。子育ては
誰だって初めてのことだからわからない。
そこで大切なのは、子供を1人の人間として
みることがとても大切で、対等な関係を構築すること。
が大切だと思います。
子育ては初めてなんだから、間違えることはあるけど
大切なのは、間違えたと思ったら素直に謝ること。
だとも思います。
母親は、81歳から認知症と診断されて、癌になり頸椎骨折などを経て、弱っていく自分を感じていたのだと思います。81歳まで風邪ひとつひかない、健康な人だったから弱って初めて己を振り返ったのかもしれません。
今は、私が母親の保護者です。
私も母親を介護するのは、初めてなんだから
今度は私が毒親にならないように
日々自分をみつめ、母親を1人の
人間として対等な関係を保ち、
間違ってしまった時は、素直に
たとえ毒親であれ、「ごめんなさい。」が
言える人間になりたいです。