Hamburg Ballet × Kent Nagano / Turangalîla
2018/7/1日 18:00- ハンブルク州立歌劇場
Music: Olivier Messiaen
Choreography and Lighting Concept: John Neumeier
Set: Heinrich Tröger
Costumes: Albert Kriemler
Conductor: Kent Nagano
Philharmonic State Orchestra Hamburg
ハンブルクバレエ×ケント・ナガノのトゥーランガリラ、すんばらしかったです!! まさに「見る音楽」。ナガノさんが難解だが祝祭的な曲を感動的に奏であげ、それをノイマイヤーが振付で視覚化する、見事なコラボレーション。会場はスタオベ、恐らく今年のターゲで一番の盛り上がりでした。
明確なストーリーはないがテーマは「愛」で、名作マーラー三番に通じるところがあると思った。出突っ張りで愛の大切さに目覚める役のクリストファー・エヴァンスが技術的にも表現力の面でも素晴らしい。アルマンも良かったし、やはり彼は次の世代のハンブルクバレエを背負う逸材。彼はシーズン最後のニジンスキーガラ終演後、プリンシパルへに昇格いたしました!おめでとうクリス✨私も嬉しいよ!
この作品、オケをステージに上げ、逆にオケピをつぶした上につくった円形のステージでダンサーが踊るという構造。去年のターゲで観たときの感想(http://kikoworld.blog.fc2.com/blog-entry-282.html)で作品を紹介しているので、今回はその部分は省略。
去年よりも断然今年がよいと思ったのは、キャストがほぼ初演時のものだったのではないかな。メインロールのクリスは昨年も同じだけど、彼が愛のお手本とする大人の男女のカップルをエレーヌとカーステン。この二人が、他の若いダンサーとは全然違う存在感でステージが引き締まるように思いました。
これ、来シーズンは上演予定がないのですよねー。凄くいい作品なのに残念。オケとナガノさんのスケジュールをおさえなくちゃいけないから、いろいろ大変なのでしょうけど。
ところで、以下2つはカーテンコールの写真なんですけど(上がトゥーランガリラ、下がその前日の大地の歌)、ノイマイヤー御大、お洋服の色をダンサーの衣装とのバランスで考えていらっしゃる様子♪
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