気功と心身医学|気功で免疫力を高めたい! と教室に来られた方のお話しです。
中国正統派気功老師 盛鶴延先生の気功教室(毎週木曜日、東京自由が丘で開催)のお話しや参加者の体験談など、「気功で自分の健康を自分で守るために大切なこと」をつづっています。
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その方は、
40代ぐらいの
事務の仕事をされている女性の方です。
ご自身では
免疫力が弱っている気がするとのこと。
「コロナには罹っていないのですが、
例えば、
虫に刺されてもすぐに膿んでしまったり、
人からすぐに風邪をうつされたり。
多分、免疫力というか
自分を防御する力が弱っているため
そうしてすぐになんでももらったり
膿んだりしてしまうのだと思うのです」
そうおっしゃっていました。
「ただ、いろいろな病院に
通ってみたのですが、
どのお医者さんからも
どこも悪いところはない、
と言われてしまって・・・」
お医者さんからは
身体に異常はないと言われても
自分では体調が悪いと感じるし、
気持ちも沈みがちだし。
自分では絶対に
免疫が弱っているのが原因だと思うので、
気功で免疫力を高めたい。
そう思って、
盛鶴延先生の気功教室に
来たのだそうです。
***
彼女が通い始めてから
何回目かの気功教室の終わりの方で
盛先生が彼女に向かって問いかけました。
突然、そう盛先生に問われて
彼女はちょっとびっくりした様子でしたが
「そうですね。
なんででしょう。
なぜか笑っていました」
と答えられていました。
そう優しく笑いながら
そうおっしゃいました。
***
盛鶴延先生は
気功は心身医学
とおっしゃっいます。
もともと医学は
身体的疾患を治すことでしたが、
現代は、
身体と心がつながっていること、
心理的要因も身体に影響を
与えることがわかってきています。
心身医学では、
身体を扱うということは
心を扱うことになり。
心を扱うということは
身体を扱うことになり。
と捉えています。
盛鶴延先生は
上海にいらした時、
16年間、西洋医学の精神科医を
されていました。
その上海時代の病院の院長
栗宗華先生は、
心身医学で有名は
アドルフ・マイヤーさんの
お弟子さんだったそうです。
なので、
その経験から
とおっしゃいます。
気功は心身医学同様、
意識で身体を変えていく。
また
身体から心を変えていきます。
特に気功は、
動作、呼吸、意識の3つを統一して
行うから効果が高いのですが、
先ほどの彼女はまさに
身体から心が変わっていったのでしょう。
そしてその逆もまた真なりで、
心から身体を変えていきます。
笑顔になった彼女を見ながら
盛先生は続けてこうおっしゃいました。
と、実はこの時、
それまでの優しい感じから
少しぴりっとした口調に
ぱっと変わられたので、
教室のみんなも
一瞬、気が引き締まりました。
そう、おっしゃったので、
みんな、
なるほど!
という感じで、
次の盛先生の言葉を待っていたのです。
すると……。
ん?
んん??
んんん???
と、とても美味しそうに、楽しそうに
おっしゃったのです。
んんんんん?????
最初、
楽しいことは自分で作る!
と言われた時、
どんなすごい気功的なお話しが聞けるのかと
固唾をのんでいたみんなも、
最後の、
コトコト、コトコト、煮込む。
までくると、
笑ってしまうというか
気が抜けるというか。
実際、笑っていました。
でも
その笑いも含めての
盛先生のお話しだったのだと思います(笑)。
***
しかし、
その話を聞きながら、
気功をひたすらすることばかりじゃ
なんだなっと思いました。
かつて、
盛先生にそう言われたことがあります。
この
朝、ピータン豆腐食べよう、も、
コトコト、スペアリブを煮込んで食べよう、も
ある意味
バカらしいといえば、
バカらしい話です。
そんな簡単なことで
楽しいことが作れるの?
心が変わるの?
身体が変わるの?
そう思います。
でも、やってみる。
信じて、やってみる。
信じて、楽しいを作ってみる。
きっとこれが、
見えない世界を信じてやる
ということなんじゃないかな、
と思いました。
***
早速、
スペアリブを買ってきて、
コトコト煮込んで
最後、春雨入れて
食べてみようかなと思っています。
ちなみに、
日本はジャガイモやサツマイモの澱粉から
作られてた春雨ですが、
中国の春雨は「緑豆」から作られた
「緑豆春雨」です。
熱に強く煮崩れしないのが特徴です。
お試しください。
もし美味しく作れたら教えてくださいね。
では、また!
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