9割の人が知らない!自分に自信が持てない人の意外な共通点
なんで自分ってこんなにダメなんだろう……
世の中には恵まれている人とそうじゃない人がいると思う。だから恵まれていない人は、現状から抜け出すのが難しいし、自分に自信なんて持てない。それがまさに今の自分……。あぁ、一体どうやったら自信を持つことができるんだー。
もしかしてあなたもこのように自分に自信を持てずに悩んでいませんか?
・好きなことはあるけど周りにもっとデキる人がいるから得意と言えるほどじゃない
・短所やできないことを挙げたらキリがないけど長所と言われると思い浮かばない
・自信を持ちたい気持ちは山々だけど「自分の未来は明るいぞ!」と感じられる兆しがない。
こんなふうにネガティブ思考はプロ級のあなた。今日はそんなあなたにこそ読んで欲しい、自信が持てない思考が一変するかもしれない話をしたいと思います。
自信を持ってもいい線引きなど、今までの視点が大きく変わるきっかけになるはずなので、「ぜんぜん自分に自信がない!」と感じている人はぜひ読み進めてください。
自分に自信が持てない人の共通点
なんでこんな風にネガティブになってしまうのか?自分に自信が持てずに悩んでいる人には、ある共通した思考パターンが存在します。いつからかどこからか。はたまた誰に教えられたのか?謎なのですが、みんな似た考えをもっています。それは
長所が多くて、短所が少ない人=魅力的な人であり、デキる人
だから人に誇れる長所がないなら人としてダメだと思う
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常に周りのデキる人と自分を比べてしまう
↓
ちょっと得意かもって思うことはあるけど、デキる人と比べたら 恥ずかしくて長所などとは言えない
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結局、短所しか見当たらずまた自信を無くす
どうですか?あなたもこの思考パターンに似ていませんか? 実はこれ逆なんです。つまり、自分に自信がない人が持ちやすい思考パターンじゃなくて、この思考パターンを持っている人が自分に自信が無くなってしまうのです。
そもそもの出だしの前提(方程式)が間違えていれば、どんなに頑張っても望んだ答えは出てきませんよね。
と言うわけでこの「長所が多くて・短所が少ない人=魅力的・デキる人」という謎の方程式が全く的外れであり、かすってすらいないと言うその理由を先に明らかにしていきましょう。
大きな勘違い!謎の方程式が間違えている理由
ここからの解説をわかりやすくするために、長所と短所について最初に簡単な定義をしていきましすね。
そもそも長所と短所って何?
長所(強み)とは
自分が得意だったり、周りから評価されている部分。誰かの役に立てる能力や特徴。活用すると人から感謝されやすい。
短所(弱み)は
苦手な部分や誰かのサポートが必要な部分。弱点と感じる特徴。人にサポートしてもらえる部分で、感謝を伝える機会に活用できる。
長所は出っぱり、短所は引っ込みみたいなもの。僕たち人間は出っぱりや引っ込みがある塊みたいなものと考えてみてください。
長所を使って感謝と自信のサイクルを回す
あなたの長所である出っぱりは、誰かの短所を埋めることで相手の役に立つことができます。相手の役に立つことで感謝されたり、場合によってはこれがお金に変わることもあります。この過程で自分に自信を持つことができます。
手助けしてもらった相手も悩みや問題が解消できるのでより豊かな状態になります。とても良い好循環ですよね。
もしあなたに短所がなかったとしたら?何が起きるでしょう?
今度はあなたの短所に目を向けてみましょう。謎の方程式では、短所がないことは魅力的な人への第一歩だったはずです。そして間違っているのがこの部分です。
短所がない=引っ込みがないということ。引っ込みがなければ、だれも自分の強みを活かして相手の役に立つことができません。
どうでしょう?あなたは自分が役に立てそうもない人の近くに行きたいと思いますか? そんな人はほとんどいないはずですよね。人の役に立てなければ、自分に自信を持つことができません。言い方を変えると短所がない=相手に感謝を伝えるチャンスが極端に少なくなるとも言えます。
弱みがあるから感情移入ができる
「ありがとう」をもらえないところに人は集まりません。人が集まらないと言うことは魅力的ではないということ。
映画一つをとってもそうです。主人公が終始無敵すぎて、苦戦せずにラスボスを倒すストーリーなんてつまらないですよね。僕たちは短所や困難に直面した時に、誰かの協力を得ながら成長するストーリーに心惹かれるはずです。なぜなら短所や弱みがあることで、自分自身を投影できて感情移入できるから。それが魅力的に映るわけです。
これこそが、「長所が多くて短所が少ない=魅力のある人」という式が成り立たない理由になります。
その短所もあなたの魅力の一つ
もちろん「目があった相手は片っ端から襲い掛かる」みたいな、他人に危害を加えるヤバい短所は修正の必要があります。しかし苦手なことや弱みと感じていることは、周りの人があなたに魅力を感じる要素になっています。
だから引っ込みや弱みを隠したり、埋め立てることはあなたの魅力を減らす行為。結果として知らず知らずに自信を無くす負のサイクルにハマってしまうというわけです。
出っこみと引っ込みの振れ幅こそがあなたの魅力。今の自分をそのままに前に出すことが自信への第一歩。騙されたと思ってぜひ試してみて下さい!
Text by 中尾隼人(営業コーチング/マーケティングコンサルタント)
株式会社everride代表取締役
2005年、1500人規模の一部上場企業に入社。
会社の営業マニュアルに疑問を感じ、自身の営業方法を体系化させて売り込まずに商品を販売する独自メソッド「人を引き寄せる手順」を確立。