脱・ベタな選択!あいたが選ぶ京都のこだわりカフェおすすめ6選
こんにちは、基弘会編集部のあいたです。
みなさんはカフェ選びにこだわりはありますか?
元々出不精で外出や外食が少ない超インドア派の私には外食マイルールがいくつかあり、それをベースにお店を探します。
特に、
・チェーン店に入らない
・観光者向けのお店に入るときは慎重に
・流行りもののお店に入らない
この三つに気をつけてお店選びをしています。
せっかく出かけて普段と違う雰囲気や食べ物を食べるからには、どこでも食べられるものや流行に左右された真新しいもの、観光客ウケを狙った浅いコンセプトものは避けたいところ。
今回はそんなマイルールを元に、京都市内のオススメカフェをご紹介していきます!
ただし、観光地としてホットスポットな京都において、「京都らしさ」と「観光客向け」は紙一重。長く京都で愛されているお店や、その場所だからこそ成り立つお店を選びましたので、ぜひ参考にしてみてください。
【右京区】カフェ スタイル リゾート 嵯峨野湯
店内撮影禁止!銭湯リノベーションカフェ
古くから地域の交流の場だった銭湯の面影を残しながらリノベーションされた店内は、お風呂のタイルがそのまま使われている部分があり、レトロかわいい雰囲気。
建物が銭湯からカフェに生まれ変わる軌跡はホームページに詳しく載っていて、オーナーさんのこの建物にかける熱い想いが強く伝わります。
メニュー開発にも力を入れていて、シーズンごとに変わるメニューもお食事系のものからスイーツまで種類が豊富で、どの時間帯に入っても楽しめますよ。
銭湯に絡めたお土産グッズも充実していて、一味違った京都土産にオススメです。
【東山区】ぎをん 小森
京都を感じながらゆっくり味わう幸福時間
石畳の続く小径、歴史を感じる町屋が並ぶ祇園の街にある甘味どころ「ぎをん 小森」。
お店のすぐ横を流れる川のせせらぎ、坪庭から差し込む柔らかい日、不思議と涼やかな畳の間…京都らしさが詰まった空間はゆったり静かなひとときを過ごすのにぴったり。
黒蜜をかけて食べる抹茶わらびもちは、口に入れると抹茶の苦味と黒蜜のコクのある甘さが広がり、やわらかいわらびもちがそれらを包み込みあっという間にとろけていきます。
お土産用にもこのわらび餅は販売されていますが、添加物が入っていないため当日中の賞味期限なのでご注意を。
【上京区】虎屋菓寮 京都一条店
和菓子の老舗が営む上質な菓寮でいっぷく
とらやの菓寮なら東京にだってあるじゃない、と読み飛ばさないでくださいね。とらやの本社は東京で赤坂に本店がありますが、創業は室町時代の京都なんです。そしてこの一条店がいつから存在しているかというと、なんと1628年(寛永5年、世は徳川家光の時代)より以前!
お店自体は2009年に改装されていてとてもきれいなのですが、お庭には何やら歴史を感じる鳥居や蔵、庭に植わった大きな梅の木…古都の雰囲気をあますことなく感じることができる空間です。
春先に訪ねたときはテラス席を案内され、庭の梅の木の蕾がほんのりピンクに色づいていて風流でした。季節ごとに見れる庭の景色も変わるので、折々の季節に訪れるのも楽しそうです。
食べたのはあんこスイーツではなくいそべ餅でしたが、歯切れのいいのし餅に芳ばしい醤油がいい塩梅に染みていて、あっという間に完食してしまいました。
【右京区】有職菓子御調進所 老松 茶房 玄以庵
貴重な本わらび粉100%使用のわらびもちが食べられる!
明治創業、100年以上の歴史を持つ有職菓子御調進所 老松の店舗奥にある玄以庵はこぢんまりとした茶房。
嵐山の渡月橋や天竜寺に程近く、観光客でごった返すメインストリートとは対照的に静かな店内では、宮崎県産の本わらび粉を100%使った贅沢なわらびもちなどが食べられます。
プルプル、もちもちでつるんとした食感のわらびもちは氷水に入って提供されますが、最初のうちはほんのり温かさがあり、お店の厨房でまさに作りたてのものを出していることがわかります。国産の本わらび粉100%使用のため価格設定はお高めですが、十分食べる価値ある一品でした。
ちなみに、季節ごとに素材から拘った生菓子も出しているので実食してからお土産を選ぶこともできます。夏季は「夏柑糖」という日本原産種の夏蜜柑をまるごと使い、寒天で固めたお菓子がおすすめ!
【下京区】cafe marble 仏光寺店
町屋をリノベーションしたひっそり路地にたたずむ癒し系カフェ
築100年超えの町屋をリノベーションしたcafe marble。
日中はタルトとキッシュを中心にしたメニューを展開しています。私がいただいたのはパイナップルのタルト。甘めのタルト生地にパイナップルの酸味がマッチしていました。アイスコーヒーは深煎りの苦味が強めのタイプで、甘めのタルトとバランスが取れていて飽きずに味わえましたよ。
遅くまで開いていて、お酒やおつまみのメニューも充実。フルーツタルトの種類が豊富なこともあり、果実酒・サングリアなどフルーツを使ったアルコールドリンクも美味しそうです。
カフェの看板にも描かれているクマさんがお店のトレードマークで、グッズを店舗で販売しています。クッキー缶などの食べ物から手ぬぐいやポストカード、エプロンもとってもかわいいデザインで、お土産に喜ばれるかも。
【右京区】cafe RanZan
地元民おすすめ、嵐山で創業50年を迎えたレトロ漂うカフェ
広々とした店内にはサラリーマンや修学旅行の最中であろう学生、老夫婦などいろんな世代の人々がいて、人を選ばないあたたかい雰囲気のお店なのが伺えます。
頼んだのは昭和の喫茶店を思わせる真っ赤なケチャップ・楕円のオムライス。ぱんぱんに入ったチキンライスがボリューミーで満足感がすごい!他にもナポリ風パスタやビーフカレーなど、なじみ深い昭和メニューがあってどれを食べるかとても迷いました。
さらには自家製のスコーンやガトーショコラ、あんみつなどの和スイーツもあり、和洋どちらも充実していて、幅広い世代が好みそう。
オムライスでお腹いっぱいになってしまったのでスイーツはまた今度、リベンジしたいです。
カフェではないのですが最後におまけを一つ。
【番外編・右京区】アラビカ 京都嵐山
店舗のロケーションにも拘ったコーヒーの名店
桂川沿いにコンパクトなコーヒースタンド、それがアラビカ京都嵐山店です。
たまたま通りがかった時に長蛇の列を成しているところを見かけて、これはなんだろうと調べてみたところワールドワイドに展開しているコーヒーブランドと知りました。
なんでも100カ国以上を旅した日本人オーナーが立ち上げたコーヒーブランドで、そのコンセプトは“See the World Through Coffee.” 「コーヒーを通して世界を見る」。
コンセプトの文字通り、世界中にある店舗はそのどれもがロケーションにこだわりをもっています。ここ嵐山のアラビカも目の前には桂川と渡月橋。きらきら輝く水面と爽やかな風を感じながら味わうコーヒーは格別です。観光途中にテイクアウトして、川べりで一休みするなんてどうでしょう!
気になるお店はあったでしょうか?
みなさんもぜひ京都の歴史を感じながら、カフェ巡りを楽しんでくださいね!
text by あいた
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