カーネギーが教える、面接を成功させる「7つのルール」
前回までのあらすじ:
なぜか就職面接がうまくいかないハーバードさん。デール・カーネギーと席有数の大企業の人事部長、ピエール氏が相談に乗りました。そして、両氏は「面接に臨む際の7つのルール」を伝授します。
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ルール1
会社を訪問する前に、言うべきことをきちんと整理しておき、面接担当マネジャーのほうから、あなたの言うべきことを聞き出すようには、させないこと。あなたのほうから進んで、簡潔明瞭に述べること。
ルール2
面接は短めに切り上げること。
ルール3
大言壮語をはいたり、自慢をしたり、見栄を張ったりしないこと。自分自身を誠実に出すことが大切。前職をクビになったのなら、それを隠そうとせずに、認めること。自分に非があった場合には、それも認めること。
ルール4
打ちひしがれたような態度で面接会場に入ってはならない。たとえ気持ちがめげていても、それを表に出さないこと。雇用者としては、前途有望で積極的でヤル気のある人材を求めているのであり、気力の萎えたような人ははじめからダメ。
ルール5
できるだけふさわしい服装をすること。髪はとかし、ヒゲも剃って、服はよくプレスしたものを着用し、爪もきれいにしておくこと。
ルール6
面接の直後、その面接担当マネジャーに面接の時間をとってもらったことに対して、礼状を出しておくこと。このルール6は重要です。なぜならほとんどの人はこういうことはしないからです。ということは、あなたがそれをすれば、それは目立ちますよ。
ルール7
初めての面接で職が得られなかった場合には、もう一度面接担当マネジャーに会いに行く。自分のことに関しても継続した努力の期待できないような人物であれば、会社としては、そのような人からは会社のことに関しても継続的努力は期待できないのではないかと思ってしまう。
就職できなかった場合でも、ともかく再度連絡はとって、面接担当マネジャーに、自分が求職に関してどんな間違いをしたのか尋ねてみる。自分を売り込むことができるようになりたいということと、同じ過ちは繰り返したくないということを、率直に相手に告げてみよう。
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ハーバードさん、この7つのルールが、あなたにとって大きな力になってくれることを、心から願っています。また同じようなことでお悩みの方にも、大いに役に立つと思います。さあこのルールを実践してみてください。