コピー___無題15

あなたはすべての負の感情を、自分で克服することができる

 離婚をしてはいけない。人を傷つけて別れた自分はダメな人間だ。

 もしも、あなたやまわりの大切な人が、そんな気持ちでふさぎ込むことがあるならもったいないこと。

 何か決めて、それをするなら、決めたことややったことを、「よかったこと」と言えるように努力をする。これに尽きます。

 すべてを「よかったこと」に変えていける力が私たちにはあります。


 仮に、誰かが自責の念によって苦しみ、生涯それを抱き続けたまま亡くなったとします。すると、その思いの解消は子孫へと受け継がれることになります。子どもや孫を苦しませたい人なんていませんよね。
 ですから、別れた事実よりも後悔を後世に残すことのほうが大問題なのです。

 もしも過去に、自分が誰かに対して不誠実であったなら、それにも理由があったのです。そうせざるをえなかった理由が。
 そうしないと守れないものや、生きてこられなかったことがあったのです。あなたなりに精一杯だったはず。

 ですから、過去を責めるのではなく、よくがんばってきたことをまずは認めてあげてください。

 

 あなたはよく耐えてきました。自分を責めてしまうくらいによく考えてきたし、一生懸命やってきました。今笑うことができるのは、強さと優しさがあるゆえです。

 だから、別れの痛みを抱えた人に必要なのは、自分へのいたわり。すべてを「よかったこと」に変えていくために、まずはご自身にぜひヒーリングをしてください。

 胸やみぞおちに手を当てて、気持ちがよいところに優しく手を当てて、ゆっくりと呼吸を繰り返しましょう。


 赤ちゃんがゆりかごの中で優しく揺られているように、目を閉じて、ゆっくりと、穏やかに。

 思い出すことがあればそれに任せ、涙が出るならそれに任せ、よくがんばってこられたことを、ほめてあげてください。

 つらかったことが思い出されたなら、「イヤだったね」「大変だったね」と、その感情に寄り添ってあげてください。

 それが、後悔を手放して自由になるヒーリングです。

 古い感情や思いは、足の裏からじわじわと出ていってくれる。あるいは、口から吐く息とともにいらないものがすべて出ていってくれるとイメージして、呼吸をポンプがわりにして、楽になるまで続けてください。

 今の選択次第で、未来はこれからいくらでも変えられます。

 つらかった過去がすぐに「よかったこと」に変わらなくても、焦らないでくださいね。そうしたいと思っていればいずれときがきます。

 そして、これも大切なことですが、家族や信頼できる友達など、ぜひまわりの方に助力をお願いしてください。

 あなたは一人ではありません。

 明るい希望を持ってさえいれば、ふさわしいサポートや出会いやチャンスが訪れます!


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