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あれからもうすぐ4年
今朝いつもの公園でウォーキングしていて、ふと「あれからそろそろ4年にもなるのか」と感慨深く思った。
あの日の朝、公園のこの椰子の木付近で、いつも通り学校に行った息子からメッセージが送られてきた。
じわじわと広まりつつあるコロナの影響で、登校しているクラスメイトが少ない。通常の授業も行われていないから帰りたい。時間外下校のためのパーミッションを学校に送って欲しいとのメッセージだった。
あの時はまさか、その後約2年間にも渡ってオンラインでの授業が続くことになろうとは夢にも思っていなかった。息子は高校に入学したばかり、カーニバルの休暇を経て、本格的な授業がまさに始まろうとしているところだった。
ブラジルの大統領は、経済を止めてしまう事には断固反対と一貫して公言していた。しかし、サンパウロ州知事、サンパウロ市長の判断でサンパウロは事実上のロックダウンに入った。人命を守るために必要な措置で、それは正しい判断だったと今でも思っている。
人々は必要な買い物や運動のための外出以外は家に篭ることとなった。こちらの公園も、ある期間は閉鎖された。そんな時期はウォーキングやランニングをする人々で道が溢れかえるという異様な光景が目にされるようになった。外出の時はブラジル人には馴染みの薄いマスクの着用が義務付けられた。
先の見えない不安な日々だったように思う。毎日の報道に翻弄され神経質にもなった。なかでも長年の知り合いの方が亡くなられたことは本当にショックだった。そんな時の心の支えは家族、国内外で繋がってくれている友人達、そして精神安定剤的な役目を果たす音楽だったと、今しみじみと思う。
あれから4年の年月が過ぎ、サンパウロの街中でマスク姿の方々を見かけることはほとんどない。公園や朝市で、一部のご高齢の方々くらいか。ショッピングセンターなどではほぼ皆無。おそらく用心深い方達は、そもそも人混みの中に出かけて行くことなど止めてしまったせいなのではないだろうか。
これだけの年月を経て、失われたものは確かに大きかったとは思う。でも、そんな期間も無駄にはならなかったのではないか。こんな苦難の中でも私たちは何かしら学んできた筈だから。
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カーニバルが終わるとイースターに向けてカウントダウンが始まる。
卵とうさぎは、キリスト教で生命の始まり、豊穣や繁栄の象徴と言われている
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Sandwíche Americano
770円くらい。
今となっては何もかもがほぼ元通りの生活だ。娘は昨晩はBFくんのプレ卒業フェスタに同伴し、オールナイトで楽しんだようだ。戻ったと思いきや、学生時代の友達の誕生日パーティーへと出掛けていった。よく体力が保つこと。この先も卒業式、卒業パーティーと行事が目白押しのようだ。
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何もかもが平和なわけではない。先日近所の日系スーパーマーケットで見つけた日本からの輸入品のカレールーがなんと1500円!庶民の味方、カレーライスがブラジルでは益々高級食となってしまった。世界中で拡がっているインフレ。どうにかならないものなのか。。
皆様、良い日曜日をお過ごしください♡