オフシーズンの英国式庭園でアフタヌーンティー【蓼科高原バラクライングリッシュガーデン】
結婚式から3周年記念に、長野県の蓼科・諏訪エリアに1泊2日で旅行に行くことにしました。
諏訪までは高速道路を使えば、SAでの休憩時間を含めても3時間で着くので、本日は朝マックをしてから遅めの出発です。
諏訪ICで一般道に降り、茅野市街を通り過ぎて蓼科方面へ。
時間があれば、諏訪大社上社に行きたかったのですが、昼食の予約時間に遅れそうだったので、諏訪大社は翌日に行くことにします。
数週間前は、長野は大雪だったようで、今回の旅程も大雪だったらどうしようかと心配していましたが、ここ数日の春の陽気で雪はわずかに残るのみとなっていました。杞憂…
ビーナスラインの看板、ロードサイドの蕎麦屋、そして路傍のハッピードリンクショップを見て「長野県」を感じながら車を走らせます。
ビーナスラインを蓼科温泉郷方面へ進むと、右手に目的地が見えてきました。到着です。
駐車場に車を停めて、エントランスに向かいます。
ここ「蓼科バラクライングリッシュガーデン」は日本初の本格的英国式庭園として本場イギリスからも認められている施設なのですが…
オフシーズンのため、庭園の植栽は枯れ枝しかありません。
冬の庭園も趣があるものだよ、という口コミをネットで見ましたが、オフシーズンゆえ、やはり寂しい感じが否めません。
庭園の入園料はシーズンで変動するようで、本日は最低料金の400円でした。(6月のメインシーズンは1,600円のようです。)
ですが、花より団子の我々の目的は「アフタヌーンティー」です。
13時からウェブ予約していたのですが、しばし時間があったのでショップや庭園内を見て時間を調整することにします。
予約の時間になったので、レストランへ。
ネットで予約していることを告げると、お待ちしておりましたとチーフっぽい男性の店員さんがお出迎えしてくださいました。
料金は、前払い制で1人3,500円。
レストラン自体はフードコートのような形式で、基本セルフサービスのようでしたが、今回私たちは店員さんが給仕してくれる「ラグジュアリーアフタヌーンティー」のメニューを予約しています。
席も窓際のちょっと良い席に案内してもらえます。テーブルと椅子も特別感があります。
英国庭園は、枯れ枝しかありませんでしたが、レストラン内はランの花で彩られています。
コンサバトリーって何…?
イギリス式の住宅に接したガラス張り温室のことを「コンサバトリー」と言うようです。サンルームとは違うんか…?
奥様が「将来建てる家にコンサバトリーが欲しい」と言い出しました。
いくらするんや…
まずチーフ(勝手にチーフと呼ぶことにします)が「オリジナル紅茶」を給仕してくださいました。
(セルフサービスだと、紅茶もドリンクバーになるようです。)
ティーポット&カップの写真を撮っていると、チーフが3段式のティースタンドを給仕してくださいました。
都会のホテルにあるような嗜好性に富んだアフタヌーンティーもいいんですが、「これぞ英国式である」と言わんばかりの王道なアフタヌーンティーセットなのがいいですね。
チーフから英国式アフタヌーンティーの説明を受ける。
クリームチーズやサーモン、キュウリのサンドイッチ、スコーン、そしてイチゴのデザート各種。
塩気のあるものから甘いものへ食べるのがおススメだが、決まりはないこと、スコーンは、イギリスらしく「クロテッドクリーム」と「自家製イチゴジャム」を塗って食べること。どちらを先に塗るかでイギリスでは論争があるが、決まりはないことなどを説明するチーフ。
一方で写真撮影に夢中のわたしと、早く食べたいばかりの奥様。もはや何も聞いていない。
ごゆっくりお過ごしくださいとチーフが去っていったのを良いことに、食べ進め一番下のお皿が一瞬でなくなる。おいしい。
スコーンは、プレーンとベリーが入っているものと2種類。上下で割って、クリームとジャムを塗って食べます。中が非常にしっとりしていて、全くパサついていなくて美味しい。そしてとても重量感がある…
チーフが2種類目の紅茶として「アールグレイ」のティーポット&カップを持ってきてくれたので、スコーンがとても美味しいことを報告します。
庭園には本場イギリスの偉い人たちもたくさん来るので、助言や指導を受けながら原材料や製造工程にこだわり、磨かれぬかれた結果の自慢のスコーンであるそうです。
紅茶が2種類に増えたので、今まで飲んでいた方をミルクティーにしてみました。ミルクティーめちゃんこうまい…
スコーンと紅茶でわりとお腹いっぱいになってしまいましたが、デザートを食べます。
チョコレートでコーティングされているのはマシュマロ。イギリスで流行っているそうです。
デザートまで食べ終えてしまい、しばらく残りの紅茶を飲みながらゆっくりします。
わたしは、お腹がちゃぽちゃぽ状態なのでカップに残った紅茶も残してしまいましたが、「こんな良い紅茶を残すのは勿体ない」と言い、ポットの残りも飲み干す奥様。
さっきまで「貴族になった気分」と言っておりましたが、庶民感覚を大切にされる貴族だったようです。
チーフのお見送りを受けてレストランを出ました。ごちそうさまでした。
ショップを見て、実家へのお土産にクッキー、自宅用に紅茶缶を買いました。
本当はスコーンが買いたかったんですが、日持ちがしないので断念。冷凍スコーンがお取り寄せできれば買いたいです。
今度は庭園にお花が咲いているシーズンに、また来ようねと話しながら、本日のお宿である蓼科温泉郷に向かうのでした。