今、病院に本当に足りないモノ
「医療崩壊」・・・その言葉を毎日目にしている気がします。
医療現場としては、ひっ迫しているのは間違いありません。
コロナ患者が減ってきているのに医療現場がひっ迫しているという矛盾が生じています。それは、いろんな要素が複雑に絡んでひっ迫しているのでしょうが、一つはコロナへの恐怖心からひっ迫しているともいえるのではないでしょうか。
コロナ患者が病態が落ち着き、転院する、もしくは介護施設に移るとなった際にも相手先からの拒否が現実にあります。コロナが落ち着いて10日経てば感染力を持たないため問題がないのにも関わらず、拒否されます。それなのに医療の知識がある病院ですら、コロナ感染リスクや風評被害を恐れ拒否をするのです。介護施設においては、空きがないと言われればそれで成すすべありません。
コロナを受け入れている病院はコロナ用の病棟、病室等を確保しています。それは今まで一般病棟だったところを空けてやっているので、他の一般病棟はその分の患者が入り常にパンパンの状態です。そうすると、タダでさえコロナ禍で緊張感や注意をしながら行っている業務に加え、慣れない科の患者を担当する、仕事量が増えたり効率が落ちる、質が低下することは明白です。
そんな中、差し入れをしてくれる企業が多くあります。
マクドナルド、ケンタッキーフライドチキン、パン、最近では恵方巻がニュースになりました。非常にありがたいし、嬉しいのは間違いありません。
ただ、医療現場の本音とすれば、、、本当に足りないものは、、、
医療用手袋です。
マスクが足りない足りないと言われ続け、一般人も使うためあっという間に供給されていき、今ではいろんな企業がマスク販売をいている状態です。
ただ、医療用手袋は一般の方は使うことは、ほぼありません。なので足りないという危機感がないのは当然です。
しかし、医療現場ではコロナ禍で感染対策が厳しくなっており、医療用手袋をかなり使います。コロナ患者はもちろん、コロナ疑い患者でも使いますし、コロナ患者でなくても吸引や清しき、清掃で使います。手袋も使い捨てなので、一回一回捨てるので消費量がかなり多いのです。片手だけつけて行うこともあります。
毎週のように医療用手袋不足と通達があります。
不足解消のため片手だけしようすることもあります。入荷してはすぐになくなるというギリギリの状態なのです。
医療用手袋、、、寄付していただけると、本当に助かると思います。
早くコロナが収束することを心から願います。
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