いつか使ってみよう!〜夕焼け時に言ってみたいロマンティックなイタリアのことわざ
イタリア語にも詩的でロマンティックな表現や慣用句がたくさんある。
その中でも
夏によく似合い、さらにはこの時期によくみんなが口にするのが、
Rosso di Sera, Bel tempo si spera である。
ロッソ・デぃ・セーラ、ベる・テンポ、シぃ・スペーラ
*「ひらがな部分」は、カプチーノの泡をスプーンですくうように、そっとやさしく発音してみましょう💁♪
Rosso di Sera: 夕焼けの赤色
Bel Tempo: 良い天気
Si Spera: 期待する、願う
つまり、
『こんなに夕焼けが赤くて綺麗だから、明日は良い天気になるね!』という表現。
夏の砂浜で、
夏の街中で、
みんなで夕食に出かけ時に。。。
赤とオレンジと、ちょっとピンクがかった夕焼けが空一面に広がり始める。
夏の日のイタリアの空はとても広く遠くて、
さっきまであんなに清々しい青さだった空の移ろいに、、、
Guardate!Ma che bello!
グアルだーテ、マ・ケ・べッろ!
ねぇ!みんな見てみて!キレイ!
すると誰かしらふと口ずさむ。
Rosso di Sera, Bel tempo si spera!
明日も良い天気だね!
文字にすると、
なんか青春ドラマのセリフみたいで陳腐に聞こえるけど、
夏の夕方、
キレイに染まった夕焼けに、
この言葉はとてもしっくりくる。
ぜひ夏に聞きたい、歯の浮く言葉もさらっと言っちゃう イタリアらしい「ロマンティックな言葉」だ🍉
さて
このロマンティックな言い回しを教えてくれたのは叔父で、
それもやっぱり夏だった。
夏のとても暑い日で、
二人でチェファルーの海を見ながら、遠くクラブメッドから流れてくる音楽を聴いていた。
たぶんカンパリかなんか、こっそり二人で食前酒を飲んでいた。
と言うか…
エリオおじさんは私に「昔、僕たちが若い頃、クラブメッドに来てるフランス人の女の子たちは、みんなトップレスになっていて、だからそれをよく見に行ったものだ」と言うイタリアのオヤジらしい若気の自慢話(?)を聞いていた。笑
そしてその時、
彼は Limpido/a リンピド という言葉も教えてくれた。
Limpido/a
「澄んだ」「透明な」「清らかな」という意味の形容詞。
色彩が透明なこと、
さらには心や思考がクリアで純粋であることも表す。
acqua limpida 澄んだ水
aria limpida 澄んだ空気
uno sguardo limpido 澄んだ瞳
Una mente limpida 澄んだ心、クリアな思考力
そしてエリオおじさんはこう教えてくれた。
Sai, Il mare dove si trova il Club Med è molto limpido.
Lo sai LIMPIDO?
La parola limpida/o è una persona come te, come cristallino.
それとね、クラブメッドがあるところの海はとてもLimpido/澄んでるんだ。
LIMPIDOの意味は知ってるかい?
クリスタルみたいに、心が澄んでるLimpida… 君みたいにね。
トップレスのフランス人のお姉ちゃんを見に行ってた話から、
急カーブでロマンティックなことを言われバグりそうな会話だったけど、
私はエリオ叔父さんが大好きで、
この言葉も私の大好きな言葉になった。
「印象の強さと記憶力は比例する」の実体験。笑
ちなみに
随分前にテレビ番組で、
この『Rosso di Sera, Bel tempo si spera は本当なのか?』と検証がされていた。探偵ナイトスクープのイタリア版みたい。
その結果、
夕焼けが赤く見えるのは、
太陽の光が地球の大気圏を通る時にチリとかが散っている。
それが空気中の水分やら、低気圧か高気圧とか、なんやらに影響して、
そんなこんなで夕焼けが赤く見える。
で、
赤く見えると言うことは、
低気圧か高気圧かどっちかだから・・・
ま〜その〜〜〜
明日も良い天気だと良いですね☀️なのである笑
💁Grazie di essere venuti a leggere.
✨みなさまにとって良い1日になりますように✨