新規ナムペンが21ケミ語っていい?④ナムグク編
バンタン随一の「師弟コンビ」
ナムググといえば、「僕がビックヒットに入ったのはラプモニヒョン」って話をいったい何回いっとるんじゃ! の2人です。で、その度に、ナムが照れてちょっと下向いて、糸目の笑顔になるまでがセットです。
グクは、6人のヒョンたちから愛されまくりマンネですが、けっこう「ツンデレ」の「ツン」も多めじゃないですか。だけどナムには、そういう態度をほぼ見せなくないですか？常にまん丸お目目をキラキラさせている。
この前のソウルコンでアドリブラップをかませるナムを見つめるグクの嬉しそうな顔ったら。ナムの知性、音楽性、リーダーシップ、セクシーさに魅了され、「話していると常に刺激を受ける」と語るググは、ある意味「世界最強のナムペン」です。
海外のアワードで英語インタビューに答えるナムの背中にぴったりひっつくグクは、どんなに男っぽくなったとはいえ、マンネ感たっぷりで可愛い。
一方、ナムのグクへも愛情も深いこと、この上なし。
「ジョングクのことを思うと胸が温かくなる」「ジョングクがいなければ、バンタンはここまでこれなかった」「（グクがコラボステージで歌う様子を見て）うちの子です！うちの子なんです!」って自慢げに。アッパか！
「もしメンバーに生まれ変わるなら誰？」の質問にナムは「すべてにおいて優れているジョングク」と答えていますし（もちろんグクはナム）、表情、笑顔、ハグなど仕草ひとつひとつが、「グクが可愛くて仕方がない」という心が溢れています。そりゃ、グクの脱いだばかりの靴下を、なんの躊躇もなく手のひらに載せて「アートだ、アートだ」って騒ぐよ、ナム。それ、もう我が子へのソレなんよ。
10年続くリスペクト関係。どうして？
ちなみに過去のインタビューで、 グクは、「好きなメンバーは？」「初めて感化された人物は？」「スタイルのヒーローは?」「自分にとってのスターは誰？」っていう質問に全部、ナムを挙げるんですよ。（最新のシーグリですら、「Runch Randa」とナムの昔の活動名で答えてる）。もう徹底してるよー。
とにかく7人は仲がいいけれど、クオズのソウルメイト感とはまた違った意味で、ナムグクは「普通の若者ではなかなか成立しない間柄」のように思えます。
だから考えるんです。
たった3歳違いで、同じグループ内にこんなにリスペクトする人がいるってどんな感じだろう。逆に、メンバーに、こんなふうにリスペクトされるってどんな感じだろう。
ね、想像つかないですよね。しかも10年近く、ずっとですよ。
それにはまず「グクの無垢さ」が大きいと思うんです。まるで雛鳥が初めて見たものに追っかけるように、とにかく一途(この直球の愛情は、不特定多数なはずのアミにも向けられているのもグクのすごいところなのですが)。
グクはとにかくなんでもできます。歌、ダンス、スポーツ、絵やデザインなどクリエイティブな才能もすごいです。料理も動画を見るだけで器用に魚をさばきます。
そんな彼を見ていると、私、「本能スゴッ」って思うんですよ。もし世界滅亡の危機になっても、たぶん生き残るグク（意味不明）。
たった15歳の内気な男の子が、あの早熟でけっこう尖がってたラッパーの18歳のナムを見て、「ここだ！」って思えたのは、そんなグクのどこか「天才的な本能」「直感力」みたいなものが関係しているような気がしてなりません。
それに、グクのよく言う「僕は頭が良くないから」「言葉が上手じゃないから」「お洒落じゃないから」っていう自虐発言も、これ完全にナムを想定していますよね。
自分が不得意なことに秀でている人だからこそ、憧れる。こんなふうに、メンバーで最も大きな役割を担うグクに、最大限慕われ、リスペクトされていることは、ナムにとって、どんなに心強かったか。想像するだけで･･･って毎回語彙をなくす私。
常にナムを見ているグクだからこその助言
こんなふうにグクはナムをリスペクトし、ナムもグクを可愛がっている師弟関係であることに間違いはないのですが、私が大好きなのは、グクもまた、ナムを支えている点なんです。
大好きな人だからグクはナムをよく見ています。2019年のフェスタでデビュー当時のナムの様子を「僕たちに見せないようにしていたけれど、すごく陰でつらそうだった。自分のエゴサーチをしないでってお願いしていた。最近はそういうのがなくなったと思う」ってグクが言うでしょう（これを言われている時のナムの緊張具合？がすごいんですけど）。
印象的なエピがあります。
Bring the soul で、グクはマネージャーさんや撮影スタッフとお酒を飲んで楽しかったという話をして、「ナムジュニヒョンも味わってみて。ホテルで飲むのは違うよ。お酒の席では本音を話せるから」というんです。なのにナムは、「急に仲良くなれないから」と遠慮し、さらに「僕も仲良くなろうと飲んだことあるよ」というテテに「ワガママを聞いてくれたんじゃない? 実はツイていないって思ってたかもよ」って言うんです。
私も少しこういう所があるので、ナムの葛藤は分かります。一見社交的に見えるナムですが、それはあくまでも「仕事モード」のときで、実際は違うのかなって。普通のキムナムジュン青年でいることを大切にしているから仕事仲間とは一線をおきたいこともあるのでしょうが、ビジネスパーソンとして遠慮してしまう。自分の時間に付き合わせることはスタッフにとっては仕事になってしまうから。たぶん真面目な話をすぐしてしまうナムなので、なかなか仕事仲間と雑談みたいなことができない。
一方、15歳で、この世界に入ったグクにとって、オンとオフの区別はあまりない。メンバーが家族だし、スタッフは親戚のようなもの。(そしてアミは恋人･･･)。マンネだから甘え上手だし、愛し愛されることにまっすぐです。
だからこそ、ちょっとセンシィティブなナムに、「大丈夫だよ。考えすぎないで、楽しいよ。もっとリラックスしていいんだよ」っていうふうにアドバイスしているように見えました。その、マンネならではの素直さがとても素敵だなって思うんです。
だから、この前のグラミーの発表時に緊張してイスの背をぎゅっとつかむナムの手をグクが握りしめるシーンは胸熱でした。
さらに、メンバーイチ器用なグクが、メンバーイチ不器用なナムを助けている場面もたくさんあって、タリョラやボンボヤ、Ｖラで微笑ましい気分になりますよね。あと、ナムに対してグクは笑い上戸すぎる。タリョラ名シーンとして、ナムのクキ蹴飛ばしシーンをあげるグクの可愛さったら、もう保護！
グクに対しては、みんながもう過干渉なくらい可愛がりますが、ナムはパーソナルスペース広めなので、そこまでじゃない。だからボンボヤ３で「ナムジュニヒョンと一緒に寝よう～」ってベッドに入って甘えるのも、あれ、断られること前提でからみにいっているんじゃないかって推測。
(バスキングをしたグクの動画をクサズで見ている様子は、もう、子どもの発表会の動画を見守るパパとママの姿みたいで、尊いにもほどがあります)
ああ、グクの可愛さに、文字数がどんどん超えていく・・・。
信頼に応えることがモチベーションに
一方で、ナムのよく言う「こんな僕をリーダーと言ってくれて、ついてきてくれて」的なセリフ。これも他6人全員のことを言っているだろうけど、その心の中にある筆頭はやっぱり、グクだと思うんです。いつもあんなに目を輝かせて、絶対的な信頼を見せてくれて、1000%全身全霊を込めて頑張り続けてくれているのだから。
ソウルコンのメントで「ハグしよう」ってナムが言ったとき、まっさきに飛びつくのはグクだし(兄2人が照れておかしな動きをする、あの動画)、ファイナルで珍しく泣き続けるナムに、遠くから駆け付けハグするグクの姿に、「なんて美しいものを見せてくれるんだ」と感動します。
全身でリスペクトしてくれる可愛いグクの存在は、いろんな重責に悩まされるナムにとって「心の中に灯る温かい灯り」になっただろうし、子どもの頃に契約して不安だったグクにとって、尊敬してやまないナムの姿は、「目指すべき光」になっただろうと思うんです。
「信じる」「信じられる」ことから生まれるパワー
「信じる」ことは難しいです。努力もいるし、危うさもある。ただし「信じる」からこそ頑張れることがある。また「信じられる」ことも大変でプレッシャーです。だからこそ信頼に耐えうるような人間になるよう努力できる。
ナムとグクは、10代の頃から、そんな稀有な間柄を現在もなお続けていることに、私は心を揺さぶられます。たった3歳違いで、「この人についていこう」「この子が信じてくれるから頑張る」――そんな関係性があるんだということ。そんな絆を私たちに見せてくれて、本当にありがとう。
さらにいえば、一見するとマンネのグクが「信じて」、チーダーのナムが「信じられている」ように思えますが、ナムがグクを「信じて」、グクが「信じられている」から頑張り続けていることも、尊過ぎます。
「7人の間柄に一方的なものなどひとつもない」ことを、この2人には強く感じるのです。
そして、私はメンバーが「期待に応えて頑張ろう」とするなら、その期待は、世界でも、国でも、会社でもなく、乱暴なことを言ってしまうと、アンチに転んだり離れていくアミでもなく、「メンバーからの期待」「自分自身への期待」であってほしいのです。
私からの期待なんて、いいんだよって。ねえ、好きなことやって、って。
最後に。
昔は完全に師弟関係だったような2人が、ＬＡコンの最終日にビールを飲みながら麺をすする様子は、どこか会社の先輩後輩の打ち上げのような雰囲気もあり、「グク、大人になったな。頼もしいな」って気分になりました。どうかずっとナムをリスペクトしつつ、助けてあげて、グク！ じゃないと、あの人、クラッパー3枚重ねで折っちゃうから。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？