新規ナムペンが21ケミを語っていい?②SIN編
永遠のルームメイトゆえの「惰性」が好き
SINといえば、「ユンギの弟顔」が見える唯一のケミ。長男次男の永遠のルームメイトとして、ヒョンラの中でも人気の高いコンビかと思います。
私の場合、彼らの何が好きなのかなぁと思ったら、その「だらだら感」なんですよねぇ(エモくなくてすみません)。
いつも場を盛り上げようとするジン君も、ユンギ相手だとテンション普通で、ほどよく「素」がでているし、クールなユンギも、ジン君相手だと「天才プロデュサー、ユンギ」の肩書を外して、うざ絡みしたり、ちょっと口数が多くなったり、不満顔をみせたり、とても「自然体」です。
ボンボヤ4でもスープ1でも同じ車に乗っていることが多いですし、スープ2でも、自然な流れで同じ棟(リビング共用、部屋個室)に。「仲が良いからゆえの惰性」が、なんだか「普通の青年のダチ同士」みたいな雰囲気で好きなんです。
一見、対照的。でも似ているふたり
ちなみに、2人が練習生になるまでの道のりや育ってきた環境は対照的です。比較的裕福であったのでは?と推測できる家庭で「俳優になるつもりがスカウトで練習生になる」ジン君と、経済的に余裕がなかったという家庭で、「音楽で身を立てていくことを自分で決めた」ユンギ。グループ内の音楽的役割も異なりますし、ルックスも違う。
でも、2人って似てるって思いませんか? 。タリョラやボンボヤなど「素」が多くでる場面で二人に流れる雰囲気が。
同じヒョンラであるクサズが「新しい事やってみよう」「せっかくだから挑戦しよう」とするのに対し、2人は基本「ダラダラ」「マイペース」です。2人とも「旅行はそんなに好きじゃない」って言ってるところ、「料理」になると自然と身体が動く感じも同じ。ちなみにボンボヤ3で、ユンギが途中帰国してしまったので、負担感が増しているジン君が不憫でした(笑)。インスタに対する距離感も似ています。
またタリョラでもMCを勤めることが多く、笑いのセンスもあり、天然だらけの弟たち(特にナムテテ)にツッコミ役を担ってくれてます。2人とも頭の回転が速く、俯瞰でモノを見ることができる賢さがあります。もちろんナムも賢いのですが、その「賢さ」の得意分野が、2人とナムは違う感じがしていて、すごくうまくできているなぁと思います。
スープ1の名シーンを紐解く、SINどいモーメント
私たちが目にできるコンテンツで最も「エモい」SINは、スープ1の、ユンギの弱気発言ではないでしょうか。
「後悔する時期もあった。努力しなきゃと言ってたけれど、今思えば欲張りすぎた気もする」というユンギに、ジン君が「あまり否定的にならないでほしい。幸せになるには後悔を減らさないとね」と話す場面です(好き)。
有名なシーンですが、私は、終始ユンギは視線を外してボソボソ話しているのが印象的でした。たぶん、ユンギはジン君ならポジティブな回答をしてくれるだろうことは分かっていて、「少し甘えて」ああいう話になったのかなぁって勝手に推測。
ナムもユンギも物事を深くとらえがちな分、悩みも多いはず。そんなときにジン君のポジティブな態度・思考は「救い」です(だから2人ともジン君が大好き)。ボンボヤ4のビハインドで、ジン、ユンギ、ナムが同じ車になったときに、ジン君が「なんで、真剣な話する人ばっかなの」って言ったとき、「ジンヒョンがいるじゃないですか」ってナムが応えたのが面白かったです(ってナムの話になっとるやないか!)
話戻します。こんなふうにナムもジン君に相談する場面がありますが、ナムにはこんなふうに相談できる親友が他にもいそうな気もするけれど、ユンギにとってはジン君しか弱い面を見せられる相手はいないんじゃないかなぁ。というのも、スープ1でも、ナムが「本当の兄弟みたいに仲が良いのも問題だよ。あまり近すぎてもよくない」と言っているのに、ユンギが「ジンヒョンとは兄弟みたい」と真逆の返しをするんです。ナムはプライベートではメンバーと行動しないようにあえてしている気がするのですが、SINのふたりはプライベードを共にしている話題がちょこちょこ出てますよね。
グループ内における長兄次兄である役割
実生活では弟な2人ですが、「役割は与えられた環境によって容易に変わるもの」だと私は思っていて、グループの花であるマンネラ3人と、真面目で何かと気苦労が多いであろうクサズを助けてくれる、頼もしい長兄次兄です。
特に私はナムペンなので、記者会見などのメディア対応で2人がナムを助けるシーンが印象的です。海外では、どうしてもナムに質問が集中しますが、2人は「英語はあんまり分かりませんので」のテイで、思い切り場を和ましたり、終わらせたりしてくれるのが頼もしい。また、韓国の芸能業界に対して、「言いにくいことをあえて言う」のも、実はナムではなく、SINな気がしています(例:ジン君の2019年MAMAでのスピーチ、ユンギのweverse magazineインタビュー)。これらの話は、リーダーが言ってしまってはバンタン全体の意見として見えてしまい、思っていた以上に強く見えてしまうからではないのかと、その絶妙なバランスに・・・(語彙力なくす)。でも、これまた勝手な推測です。
「SIN」が常にマイペース、だらだらモードな理由
ただ、「SIN」でいる2人は、仕事の話はあまりしないイメージ。これもクサズとは真逆です。たぶん、ずーっと無言でも平気そうだし、どーでもいい話をしてそう。照れ隠しも多め、です。ただ、その「どーでもいい話」が、彼ら2人にはとっても大切なはず。
だって、彼らにとって「普通の青年」でいることはとても難しく、その分、宝物で、それはもう、彼ら7人の間でしか存在しないものだろうから。狂わないでいるために、「7人でいること」は世界的なスーパースターになった今だからこそ、絶対条件なんだと思います。
それを分かっているから、2人でいるときは、だらだら、マイペース、グチも言いつつ、笑っている。そんな時間がSINに永遠に続いてほしいと思う、ナムペンでした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?