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新規が21ケミを語っていい?①クサズ

距離感のあった練習生時代

ほんと、あくまでに推測なのですが、私、実は、ナムとホビって「練習生時代は少し距離感があった」んじゃないかなと思っているのです。例えば、ホビは「当初は僕以外は全員ラッパーで宿舎でみんなラップしていた」(Burn the stage)、「ずっとユンギヒョンの作業する様子をみていた」(ボンボヤ2)と言っていました。一方、ナムは昔の仲間と一緒に練習生になっているわけで、同い年とはいえ、どこか距離感があったのではと思います。

 ボンボヤ2でも「珍しい組み合わせ」って言われてましたし、昔の写真集の撮影のビハインド映像(2013年)でも、ホビはナムに少し遠慮しているように私には見えました。

役割が2人の仲を成熟させていく

だけどクサズは、バンタンが成長していくのと比例して、どんどん仲良くなっているように思えるんです。お互いをリスペクトし、チーム内での役割を全うし、助け合う。そのプロセスがとても尊い。

 例えば、ホビは「リーダーの唯一の同い年」であることにとても意識的です。まだ若いジミンがふざけて、真剣にインタビューに答えているナムの真似して入ってきたときも「じゃあ、お前がやれ」って一緒に怒っていたし(「メンバーの真似するバンタン」と検索すると出てきます)、海外の活動のときには必ず「ナムジュンが頑張ってくれた」とねぎらいます。LAコンのVラでも「リーダーはやることはいっぱいで疲れています」と代弁してくれていましたね。
なかでも、フェスタ2016の「ナムジュンの足りない部分を埋めてあげられる友達になりたい」というホビのメッセージは・・・(語彙無くす)。
海外の番組で、翻訳疲れをしたナムを気遣い、マイクを取りあげるシーンもその象徴です(どうしてもナム目線であることをお許しください)。

 ライブ前の打ち合わせではこの2人が進行を担っているのか、ナムがスタッフの意向を伝え、実際のパフォではホビが舵取りしていくシーンがありました。また、会議でも、何か言いたそうにするナムに気づいて「何?」と促すのはホビです。テテもビジュアル会議で2人に相談したりして、2人の担う役割はとても大きいと改めて思います。

ホビはどのように第三の男になったか

ちょっと横道にそれて、驚異的だなと思うのは、ホビのアーティストとしての側面です。デビュー前から創り手として活動してきたナムギに比べて、そのプレッシャーたるや・・・。メインダンサーとしてパフォの柱を担いながら、ラップも曲作りもってムチャブリだぞ。なのに、すごい! 「Dis-ease」なんて、ほんと名作! 大好き。他のボーカルラインが自作曲となるとバラード中心になるのに対し、ホビの曲は基本アップテンポ。メロディーではなくリズムをメインに設計するのって至難の業だと思うのです。切実な歌詞でも暗くならない、その明るさは、Vラで何度も「ホビにしかできない」と言うナム。そこには、自分にはない個性を持った盟友への、賛辞が込められて、大好きなんです。(ホビの創り手としてのプロセスは全然追えていないので宿題です)

プライベートでも仲を深めていくクサズ

そして、「バブリックな役割」が2人のプライベートも近づけていく感じが私にはとてもエモイのです。ボンボヤ2より3のほうが、さらに4だともっと。インザスープになるとさらにその仲の良さに、ニヤニヤが止まらない。

ボンボヤ3の「観光して、お茶して、写真とって、買い物して」の2人が大好き。特別に面白いことを話しているわけではないけれど、普通の青年としての2人の旅を覗かせてもらっているような気持ちになるんです。

あと不器用ナムのお世話をする几帳面なホビという組み合わせも大好きで、
スープ1の山登りの準備なんて最高。ナムが作ったものをさっと手直しして、ナムのリュックに荷物をいれてあげる様子や、スープ2のホビの飛行機実験をバムと見守るナムなんて、もう!たまらん。しかも、マンネラに対してべったりのホビも、パーソナルスペース広めのナムに対しては、物理的な距離感があるでしょう。日本人にとってはなんかリアルなんですよね。
2人とも、お洒落も可愛いものも好きだし、「せっかくだから体験してみよ」みたいなところが2人の共通点です。
また、とても真面目。ナムペンもホビペンも彼らの真面目さが大好きですよね(あんなふたりだから、あのインスタ頻度なんだな、とも)

クオズとクサズの違い

同い年ケミといえば、多分一番人気のクオズ。本当に2人をみるたけで泣けてくるぐらいの組み合わせですが、ジミンとテテみたいにティーンから思い出を共有したソウルメイトって普通はいない。
でもクサズを見ていると、「大人(クオズと1歳違いだけど)になってからでも、親友ってできるんだな」って思えちゃうのが尊いんです。
例えば「会社や大学の同期だった2人が、ずっとおじいちゃんになっても仲がいい」みたいな。

私は世界的グループのBTSのリーダーであるRMが普通の青年キムナムジュンでいてくれることが好きで、やっぱりそれはメンバーの中ではチョン・ホソクなんだよなぁって。ナムの「ホバ!」呼びも大好き。
(とはいえ、あんまりナムはオフのときにメンバーと一緒に過ごすイメージないんですけど)

 日本なら、ホビのほうが1学年上。ナムには同級生がいないことになるのです。どうしても孤独になりがちなリーダーは一人にならないで済んでよかった。韓国ではこうした「94ライン」っていう呼び名があって良かったなって思います。ありがとう!

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