「相手の気持ちをわかる」ためにレゴ🄬ブロックを使おう
上記の本の中で「相手の気持ちをわかる」ことについて語られている部分がある。
子どもの時代を超え、中高生の青年期にさしかかると「相手の気持ちがわからない」ことに悩む人が増えるという。
青年期では、小学校に比べて社会的なかかわりも広がり、身体と知性の成長につれ、人間の感情も思考も複雑になっていく。
つまり、「相手の気持ちがわからない」というのはある意味、当然なことである。肝心の相手自身も自分の気持ちをうまく表現できないし、それ以前に自分の気持ちがまず、よくわからないこともあるだろう。
だから「相手の気持ちがわからない」まえに、お互いに「自分の気持ちを表現できる」ことからはじめることが大事なことになる。
レゴ🄬シリアスプレイ🄬メソッドを使うと、この複雑な感情と思考の絡まりをモデルで表現できる。正確に感情を表現するというのは、本当に大変で簡単にできるわけではないが、レゴ🄬ブロックを使うことで、少しでもそこに迫ることができる有力な手段なのである。
すべてを表現できなくても、また、すべてがわからなくても、その一部だけでも共感しあえるのはうれしいことだろう。また、気持ちの複雑さや分かりにくさだけについても共有し、「わからないこと」の負い目から解放されて、少し心が軽くなればそれもいい。
いつもレゴ🄬ブロックをもって、人に会うたび、感情のモデルを作って見せるわけにはいかないと思うが、ときどきそのような時間が必要なのである。