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レゴシリアスプレイ Asian Meeting 2024 in TOKYOを終えて。

 2024年6月29日、30日と東京でレゴシリアスプレイメソッドのアジア地域ミーティングが行われ、参加してきました。

 参加者は120名を超え、うち、日本以外では、台湾、中国(含む香港)、フィリピン、タイ、ラオス、シンガポール、インドネシア、マレーシア、インドネシア、インド、オーストラリア、オランダ、ベルギー、イギリス、デンマークから30名近くの方が集まりました。

 特に、デンマークからは、レゴシリアスプレイの創始者である、ロバート・ラスムセン氏とペア・クリステンセン氏が来てくれました。ペアは日本に初めて来ることができたということで、日本人参加者にとってもとりわけ特別なミーティングになりました。

 これだけ多様な国から集まるわけですから、コミュニケーションは当然、英語がベースになります。日本人の多くは英語に苦手意識をもっている傾向があるので参加者が多くなると日本人同士が固まって、交流もあまり行われず…という心配も当然、出てきます。
 数年前に東京で開催したときにも、私は参加していましたが、そのときの印象では上記の心配通りになっていました(私自身もしっかりと交流ができたという思い出がありませんのでその片棒を担いでいました)。

 今回は、事務局企画メンバーが、それを避けるための工夫をたくさん用意していました。交流のための企画や仕掛けがたくさん組み込まれていました。

 その結果、事前に心配をしていたことが恥ずかしくなるくらい、全ての参加者が溶け込み、出身国などは関係なく、たっぷりと会話をして、皆でレゴシリアスプレイについて考え、事例を共有し、未来のビジョンを描く時間となりました。

 結果として、想像を超えた大成功のミーティングになりました!クロージングを迎えた時は、感動が会場全体を包まれていました。本当に参加できてよかった。最高の時間を過ごすことができました。

 また、日本人による英語のプレゼンテーションも数多く行われましたが、どれも今回のミーティングのスローガンである「Courage(勇気)」をもって行われ、素晴らしいプレゼンテーションの連発だったことも嬉しいことでした。

 この嬉しさには、登壇された方の多くが、私が遠くから長い間、頑張りをみてきた人たちだったこともあります。彼ら彼女らの取り組みが他国に紹介されることになったことが、本当に嬉しい。このプレゼンテーション資料は、世界中のファシリテーターが閲覧できる状態になりますので、そのインパクトはこれからもじわじわと広がっていくと思います。

 日本のファシリテーター・コミュニティにとって、今回の大成功と参加経験が大きな財産となり、参加できた100名近いメンバーを中心に、より世界の動きに目を向けながらレゴシリアスプレイの活動を展開できるようになるでしょう。特にこの国際ミーティングの初参加者のこれからの参加者の動きがとても楽しみです。

 他の人のことばかり書いていますが、私個人としても会場全体の勢いにも乗せてもらって多くの話をし、新たな友人も国内外に作ることができました。
 一つ一つのプレゼンテーションからも自分のワーク・デザインに参考になることもあったし、自分で実際にしてみたいなと感じる事例もありました。

 一番、私にとっての大きな収穫は、秋のグローバル・ミーティングへの参加意思が固まったということです。今回、遠方から参加してくれた友人・新たに仲良くなった友人から、何人も「また会いましょう!次はビルンで(注:レゴ本社のあるデンマークの都市でグローバル・ミーティングは毎年ここで行われる)」と言われたら行かないわけには行かない気持ちになりました。
 もちろん、友人に会いにいくことが目的ではなく、自分としても意見交換したいテーマや事例をもっていくことが前提です。参加することには、半端でないコストがかかるので、今日から準備を進めていきたいと思います。日本からの参加は、まだまだ少ないので、今回の参加者から一緒に行ってくれる方が増えるといいなと思っています。

 なお、あと少し関東に残り、インドからの参加者と日本人の参加者で追加の研究会を鎌倉でしてくる予定です。東京のアジアンミーティングでは私はプレゼンテーションをしなかったのですが、こちらでは行う予定ですので、良い時間になるように頑張って来たいと思います。

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