3Dセルフ・インタビューの拡張:2024年3月の状態をさらに良くするために
毎月、私は3Dセルフ・インタビューの内容を拡張するために自己の特性を自覚的にモデル化したエッセンスモデルを組み合わせて考察を加え、その月の重点的な取り組みを設定している。前月では以下のようにまとめていた。今回はその振り返りから入りたい。
先月の拡張の結果の振り返り
(課題1)仕事をため込まないようにすること
(先月設定した対応策)ある仕事で考えたが使えなかったアイデアもほかのところの解決策になる可能性はあることを忘れない。また基本的な態度として、毎日To Do リストを見るようにする。
(行動の結果)いろいろな取り組みがお互いに連動しているとの表現は3月のモデルでも表現できていたので、解決策の水平展開思考を意識することはできていた。しかし「水平思考がこの問題の役に立った!」という実例はつくれなかったし、結局は3月のモデルでは仕事をため込んでいる表現が出た(手に持った多きな計画表ノート)。ToDoリストはことあるごとに確認していたが、今後の授業の細かい計画づくりといった項目はToDoにいれていなかった(提出書類締め切りなどがToDoリストの中心)ので、それが仕事をため込む感覚を作ってしまった原因になってしまったのかもしれない。
(課題2)開発したワークショップの展開方法の見通し
(先月設定した対応策)プロジェクトの他のメンバーに考えてもらい、そこから学ぶ。または失敗覚悟で自分で小さく試してみる。
(行動の結果)実際にこのプロジェクトは続けており、展開方法について検討もしてみた。3歩進んで2歩下がる的な進み具合だが、試行錯誤の経験は蓄積できている。
(課題3)十分な学びの時間をとる
(先月設定した対応策)大胆な応用方法を妄想しながら学びを重ねる。
(行動の結果)この一カ月の間は、トップ・ファシリテーターを招いて、3日間ほど終日のワークショップ研修をしてもらったほか、英語を使ったレゴシリアスプレイの体験(2日間)など、多くの貴重な経験をすることができた。
上記のように書き出してみると、課題1はできなかったが、課題2と課題3については最低限のことはできていたかと思う。
自己のエッセンスモデルの再確認
「自己のエッセンス」モデルは以下の通りである。特に変更はない。
それぞれのパーツが示す意味は以下の通り。
・緑の波形:何とか状況に合わせて解決策を出す(エッセンスの核)
・黄色の目玉x2:複数の視点から解決策を考えるようにする
・オレンジのプレート:相手・関係者の声をよく聞く
・黒い棒:より幅広い情報の送受信
・灰色の橋形:人脈をつたって問題解決のヒントを集める
・黄色と赤の透明パーツ:レゴ🄬シリアスプレイ🄬メソッドの経験と知識
・緑のブロック:プロジェクト型教育の経験と知識
・ピンクのブロック:心理学・認知科学の知識
・赤のブロック:組織論の知識
・青のブロック:ビジネスや経済の知識
・黒のプレート:さまざまな領域横断的に知りたいという好奇心と意欲
・オレンジのブロック:文化コンテンツの娯楽(ゲーム・映画・漫画・小説・レゴなど)が好き。
・ピンクの花:意外なこと、思いもかけないことを考えるのが好き。
・白の足:面白そうなことに向けて積極的に動く。
2024年3月の3Dセルフ・インタビュー結果を見直す
次に、2024年3月の3D・セルフインタビューのモデルを改めて見てみる。
2024年3月のモデルをもとに、今後1カ月で成果をもたらすためのポイントはどこにあるかについて考え、以下のポイントをあげてみた。
(課題1)子どもが新学期になってスムーズに学校へ行くための準備
写真の右には子どもが学校になじめなくて苦しんでいる様子が見られる。
「準備」を意味する「はしご」のパーツを子どもが持てるかどうかが自分の生活全体にとって大きな意味をもっている。
(課題2)4月から始まる新学期を前に、実施の計画をしっかりと検討しておく
モデル中央の私が手に持っている黄色いプレートは、事前に考えておかねばならないことがいろいろあることを示している。計画通りにいかない場合も含めて事前に想像し考えておくことが心の余裕を生む。
(課題3)他のファシリテーターと共に学び成長する
写真の左奥に見えるのは他のファシリテーターであり、彼らと共に学び成長することが、長期的な視点から見てより大きな成果を出すためにも重要である。
「自己のエッセンス」をどう活用するか
自己のエッセンスを活かして、これらの成功へのポイントにどのようにアプローチできるかを紐パーツで表現してみた。
(課題1)子どもが新学期になってスムーズに学校へ行くための準備
正直言ってどのようにすれば、準備までたどりつけるのか私としては不確定要素が多くて先が見えていない。「黄色の目玉x2:複数の視点から解決策を考えるようにする」を使って複数の解決策を常につくって共にすごしたい。うまくいかなくても子供に強く親のコントロールをかけてしまってはいけないので、そこだけはとにかく注意する。
(課題2)4月から始まる新学期を前に、実施の計画をしっかりと検討しておく
これについては、一つ一つ入念に考えていくと時間が足りなくなる恐れがあるので、まずは「緑の波形:何とか状況に合わせて解決策を出す(エッセンスの核)」をつかって、一通り大きな枠組みを立ててしまうようにする。その後に余った時間を少しずつ細かい計画策定に当てていくようにする。何事も思い通りにはいかないぞと自分に言い聞かせながら進めたい。
(課題3)他のファシリテーターと共に学び成長する
私自身、10年近い年月をレゴシリアスプレイを理解し、実践することに注いできた。そのため、どこかで勉強会でも「驕り」が出てしまうのではないかとの不安をもっている。これを打破するには「オレンジのプレート:相手・関係者の声をよく聞く」ではないかと考える。相手の疑問や質問をしっかり受け止めて、そこから学べるようにしたい。
上記のことを意識しながら新学期がはじまったときにはすでに消耗しきっているということにならないように日々を過ごしたい。
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