3つの別名で「フッ軽」人生
私の名前は、フォーブス暁子(あきこ)です。ですが、このほかに3つ別名があります。「そんなにたくさん名前があって、混乱しない?」と言われることもありますが、使うシーンが分かれているせいか、芸名や配役の名前みたいなもので意外と大丈夫なんですよね。
お久しぶりです。こんにちは。一年ぐらいつぶやきしか投稿していなかったこのnoteアカウントですが、偶然、同じオーストラリア在住の夏目円さんのnoteに出会い、文章講座を受けながらもう一度ここで文章を綴ってみることにしました。
そこで、この3つの名前に絡めて、まずは改めましての自己紹介をしてみようと思います。
別名その①「あかつき秋」
noteが起源のクリエイターネーム
子どもの頃の夢は、小説家でした。全く別の人格になりたくてnoteをはじめるならクリエイターネーム一択。本名にもある音と意味をリンクさせて「あかつき秋」と名乗ることにしました。
私が一日の中でいちばん好きなのは、夜明け前の「暁(あかつき)」のとき。いちばん好きな季節は「秋」。そんなスキを集めた名前です。
ちなみに、週一で配信しているポッドキャスト「日常を旅するラジオ」でも、この名前を使っています。
「あかつき秋」と名乗り始めてから約4年。ポッドキャストも3年以上続いているので、ニックネームとしてはこれが一番長いですね。
そして、この名前に紐づいているハンドルが @kikikistory なんですよね、なぜか。noteもインスタも、今はなきTwitterも。
たしか「あかつき秋が綴るストーリー」という意味を込めて、このハンドルにしたと記憶しています。なぜ”ki”が3つも並んでいるのかは自分でも分かりません。笑
でもそのおかげで、もう一つの名前が生まれました。
別名その②「Kiki」
オーストラリアに根を張るために生まれた名前
オーストラリアに住んで10年以上になりますが、カフェでテイクアウトを頼むときの名前には苦労しました。本名だとけっこうな確率で聞き取ってもらえません。
カフェ好きなのに、がっかり体験が続くとちょっと萎えます。
移住当時は「英語名なんて使いたくない」「私は日本人なんだから、本名を使うべき」と思っていました。でも、間違えられたり、聞き返されたり、イントネーションが変だったりと、この10年で不便なこともたくさん。
去年、地元のサウナで働き始めて、電話対応をするようになってからは特に困ったんですよね。名乗るときに毎回スペルを全部言わないと分かってもらえないのは、かなり厄介です。
そういうわけで、全てが英語の職場ではイングリッシュネームがあった方が生きやすいなと感じ始めていました。
そんな時、英語のインスタライブにコメント参加したら”Kiki’と呼ばれたんですよね。たぶん @kikikistory から私の名前を想像してくれたんだと思います。
「あ、これだ!」とピンときました。
「魔女の宅急便」の主人公キキが住み込みで働いていたパン屋さんは、タスマニアにあるお店がモデル。日本にルーツを持つ私がオーストラリアで根を張るための名前にピッタリだと、英語環境では「Kiki」と名乗るようになりました。
ジブリ映画はこちらでも大人気なので、すぐに覚えてくれます。今では”Hello, Kiki!” “Thank you, Kiki!”と親しみを込めて呼んでもらっています。
カフェの注文もレストランの予約も断然スムーズになりました!
別名その③「Panda」
占星術師のスキルアップ事業で活動中
さて、私にはもう一つ、オンラインの「顔」があります。
それが、占星術師のテクニカル・サポート兼セミナー講師、Panda。占星術スクール&ビジネスサポートを行っているオンライン事業「L’Ascendente(アセンデンテ)」で活動しています。
もともとは星よみセッションを提供する、いち占星術師でした(もちろん今も)。本格的に占星術を使うにはプロ仕様のソフトがあると、とっても便利です。
でも、いつの時代のものですか?と戸惑うような古い仕様のものもあり、しかも全てが英語なんです。日本人の占星術家さんにはけっこうハードルが高いんですよね。
最初は一緒に学んだ同期にパソコンやソフトの使い方を教えたり、トラブルシューティングを請け負ったりしていました。そのうち他の方からも頼まれるようになって「Tech Cafe by Panda」として起業しました。
今ではテックサポートの他に、アシスタント・ティーチャーとして復習会を行ったり、星占いの書き方講座などのスキルアップ・セミナーを開催したりしています。さしずめ「占星術家の職業訓練センター」といったところでしょうか。
初めましての方からはよく「なんでPandaなの?」と聞かれますが、これには名づけ親がいるんです。
アセンデンテに参画したのは、サウナで働き始めたのと同じ頃。その前はアセンデンテのメンバーでもあり、占星術講師でもあるYokyのオンライン秘書をしていました。
最初はちゃんと本名で呼ばれていたんですよ。でもある時、白くてゴツい耳を覆うタイプのヘッドホンをつけていたら、Yokyが「パンダみたいやな」とひと言。
Yokyが私を「パンダ」と呼ぶようになり、次第に占星術繋がりの人たちにもそちらが採用されていきました。今では、自分からPandaと名乗っています。
自分の「太陽」に合う生き方をしてみたら
ローカルで英語環境の仕事とオンラインのビジネスと、2つも仕事を抱えていると大変じゃないかって?
それが、意外と心地いいんです。
私の太陽星座は双子座で、フレキシブルな「風」の星座。基本的に、ひとつのことをずっと続けていると飽きてしまいます。コツコツ積み重ねることが苦手。
前は、それがコンプレックスでした。続けてきたものがないから「私はこれが得意です」と言えるものがないと思っていました。
ずっとひとつのことを突き詰めてきた職人気質の人を見ると「私もあのとき始めたとこを今もやっていれば『その道の一流』になれたかも」と羨ましくなったものです。
でも、複数のことを効率よくこなしていく方が性に合っていると気づいてからは、潔くこのパラレルキャリアな生活を楽しんでいます。
先日「名前がいくつもあるのも、迷わず使い分けられるのも双子座っぽいね」と占星術仲間に言われました。そういえば、双子座は2つの人格を持つ星座でしたね。
最初から名前を複数持とうと計画していたわけではありません。いつの間にか一つ、またひとつと生まれたんです。そんなところも柔軟性のある双子座らしい気がします。
本名だけじゃなくて、「あかつき秋」も「Kiki」も「Panda」も全部ひっくるめて私。数年に渡って使い続けているので不思議な縁で自分のところに来てくれたんだと思っています。
双子ならぬ「よつご」な顔を持つ人生。それはそれで面白いと楽しく毎日を過ごしています。呼びやすい名前で呼んでいただければ、飛んでいきますよ。
…という、フッ軽な双子座ですが、これからもよろしくお願いします。