買ってよかった画集10冊を選んでみた
どうも、お久しぶりです。
いきなりですが今回は買ってよかった画集を10冊選んでいこうと思います。
ただ例えばマティスの画集とかホックニーの画集とか、そういうのは入れてないです。作品のための画集というよりも、なんとなくこの1冊の本自体が作品になってるようなものを選びました。
完全にオレオレ流です。ランキングではありません。
でも、強いて1番だけあげるとするなら、これかなあ。
1. MACH DICH HÜBSCH! | Isa Genzken
強いて1番をあげるとしたらIsa GenzkenのMACH DICH HÜBSCH!、確かネットでジャケ買いをしたんだけどめちゃめちゃ大当たりだった。
サイズも315 x 410 mmと大判。
雑誌の切り抜きや自身の写真やメモをガムテームで大胆にコラージュしている。この大胆さとセンスが憎い。
若き日のセクシーなデカプリオが所々出てくる。
2. NEW FOLKS 012021 | tomoo nishidate
TokyoArtBookFair2021で見つけてひとめぼれして即購入した。TABF2021でのベストバイは間違いなくこの一冊だろう。木材や工作が好きな人は好きだと思う。異なる紙のサイズで大胆な構成。
ラスト一冊だったことも運がよかった。あなたに会えて本当によかったです。
3. KUNST DER SECHZIGER JAHRE
ロンドンのTATEミュージアムの近くにある小さな本屋で見つけたこの一冊。
1969年にドイツのケルンで開催された展覧会のカタログらしい。
茶色の包装紙に透明のフィルムが重なっていたり、表紙の感じもめちゃくちゃかっこいい。これに出会って以来、極端に画集を購入することが減った。それくらい良いものを手に入れてしまった感じ。
高くて重い。
4. PRIMER | MATTHEW CRAVEN
手書きの幾何学模様と石膏像や壺などをコラージュしている。とあるページは実際にくり抜かれていて次のページの石膏像が見えたり、若干小さいページが織り込まれていたり、ペラペラと捲っていて飽きない。表紙の何とも言えない色と、シンプルで潔いデザインは一家に一冊あったほうがいい。
5. PARALLEL ARCHEOLOGY
確かBIENさんのインスタで見て購入したこのZINEは写真や作品やスケッチが丁寧に全ページに貼ってある。エディション100。同封されている目次で貼ってあるもののタイトルなどが記載されていて、それを見ることで改めて圧巻させられる。
6. California Crazy
CALIFORNIA CRAZYと題されたこの画集には「ドーナッツ」や「ゴルフクラブを持った人」「コーヒーカップ」など、巨大で風変わりな建造物が収録されている。
主に南カリフォルニアの道路沿いに建てられたこれらの建築物の目的は、ドライバーを惹きつけるためのものだった。バカになれる一冊。
7. MARTIN MARGIELA AT LAFAYETTE ANTICIPATIONS
マルジェラ本人が全面的に監修したこの本は、実際にポストイットが至るページに貼られている。画集を見ているというよりは誰かのパーソナルなアイデアブックを盗み見ているような感覚がして、本との距離が近い感じがするのが不思議。
8. ARTIFICIAL ARTIFACT VOL.6 | Ed Davis
Brain DeadのEd DavisのZINE VOL.6。ほんの十数ページのこの薄いZINE。
分かる人にだけわかれば良いと思ってる。
9. ARTIFICIAL ARTIFACT VOL.7 | Ed Davis
こちらもBrain DeadのEd DavisのZINE。こっちはTokyoArtBookFair2021で購入した。なにも言うことはないです。見てみてください。かっこいいです。強いて言えば少しだけ悪いことをしたくなるような一冊です。
10. PATHÊMES | Marcelo Gomes
マルセロゴメスのこの作品集は見ていると幻想的な雰囲気に包まれる。
前のページが透けて見えたり、紙質も細かく変化している。
偉そうな感想を言うけど、1ページ1ページが良いと言うよりは、トータルして良い作品集だなと思える。PPCで作ったNEW PORNというZINEもこの作品集から影響を受けている。
11. SLUGS | Rose Salane
ひたすらコインが収められている。そのコインのデザインからは色々なアイデアや発想のヒントを得ることができる。
そして、このコインが実はNYの通勤客が交通精算システムを騙すために使った偽造コインということも面白い。
以上11冊になりましたがこんな感じになりました。
あげてみたものの、最近は全然買ってないので、誰か良い本あったら教えてください。